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2018.11.12
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テーマ: 東洋医学(139)
カテゴリ: 東洋医学
​​​前回 精・気・血・津液って何? 第12回「津液の働き」 の続きです。

前回、津液にはどういった働きがあるのかを話しました。

今日は、津液による病症です。
13回にわたって説明しましたが、今日がこの章の最終回です。

では、津液による病症とは。

これもやはり 不足と停滞 です。

まずは津液が不足した状態。


・飲食物の摂取不足
・過剰な発汗、激しい下痢
・体外の熱、もしくは体内の熱

やはりここでも飲食物の摂取は重要になってきます。
食事は生命の源ですから、それを怠ると津液の不足にも繋がります。
過剰な発汗や激しい下痢も、体内の水分を失ってしまうので、津液が不足してしまいます。

津液不足の主な症状
・口、喉の渇き
・皮膚や髪の乾燥
・乾燥便や尿量の減少

体内の水分が減っている状態なので、口、喉の渇きが出てきます。

便の乾燥や尿量の減少も1つの指標としてみることもできます。

単純に水分が足りないので、身体中に水分が行き届いていない状態ですね。

次に津液が停滞した場合。

津液は停滞したりして固まってしまうと本来の働きができなくなり、身体にとって不要な物質となります。この不要な物質を 痰湿 と言います​。


津液停滞の原因
・脾、肺、腎の機能低下
・気滞
・多湿な環境での生活
・水分の過剰摂取

脾、肺、腎の機能が低下すると津液を正常に代謝することができないので停滞に繋がります。
気滞は肝の機能失調により起こるものですが、これが津液の流れを阻害します。
水分を摂取しすぎると体内に溜まりすぎて流れず、痰湿となってしまいます。

そして津液停滞による症状は、痰湿の程度によって異なります。
痰湿はその程度により 湿、水、飲、痰 の4つに分かれますので、順番に説明していきます。​

~湿~
湿とは全身に広がって停留した希薄な状態の水液。
臓腑の機能失調や水分の過剰摂取が原因です。
主な症状
・身体の重だるさ
・むくみ
・下痢
これらの症状は、多湿や雨などにより悪化します。

~水~
湿より濃密な状態で停留した水液。
主な症状は湿と変わりません。

~飲~
水よりさらに濃密な状態で停留した水液。
腹部、胸脇部、皮膚などに停留することが多いです。
主な症状
・腹鳴
・動悸
・喘息
・むくみ

~痰~
飲よりさらに濃密で固形物に近い状態。
比較的上半身の症状が多いです。
主な症状
・咳
・動悸
・めまい
・頭痛
・意識障害
・精神障害
・食欲不振
・皮膚疾患
・運動障害
・腫瘍

以上が津液による病症です。

13回にわたって「精・気・血・津液」について説明しました。
まだまだ触りの部分ですが、むずかしい分野です。
これらには互いに相互関係がありますので、次回はその相互関係について説明します。

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最終更新日  2018.11.12 12:17:48
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