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Jan 7, 2007
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カテゴリ: 児童・生徒の問題

トウサンさんからいただいた コメント で思い出したことがありますので、書き留めておきます。

子供がトラブルを起こして、呼び出して、話をするという場面は昔からよくある学校の光景です。私も何回トラぶった子供の指導をしてきたのか、数え切れないし、正確なことは忘れてしまっています。

ただ、下記の出来事は、1999年に「おや?明らかに、変わったな」と感じたことです。小さな出来事ではあるものの、強い衝撃を受けたので、1999年の出来事だったのを、はっきり覚えています。

(下の例に挙げているのは、"消しゴムを無言で使われたのに腹がたって殴った" と言う程度の実にクダラナイ類のトラブルに対する指導だと思ってください。)

それまでの子供は、

「人に迷惑をかけるのはよくない」

という話(前後のことを書いていると長いので、超省略します)でだいたい納得をして、次に話が進むのが普通でした。次の話とは、人に迷惑をかけたことに対して、どのように償えばよいかを考えることです。

ところが、1999年に受け持った子供は・・・

「人に迷惑をかけるのはよくない」

と言っても、なぜ人に迷惑をかけるとよくないのかが、 本当に分からない 様子でした。いやいや、ちょっと表現するのが難しいです。言い換えると、頭で論理的には理解できるが、体がその論理を受け付けられないというそぶりを見せます。

「人に迷惑をかけても、僕が楽しければいいんじゃないの(或いは、僕が腹が立ったら迷惑をかけても仕方ないんじゃないの、或いは僕がなんとも思っていなければそれは迷惑とはいわないんじゃないの、或いは、アイツに迷惑をかけるのは普通のことじゃないの)」

と言いたげなのが、透けて見えるのです。 

だから、償いの段に話が進まないのです。

仕方がないので、私はこう言い換えました

「そうやって人に迷惑をかける君は、みんなに避けられるようになるよ。それって、君の損ではいかな。それに、人から恨まれるのは君にとって得なことじゃあないと思うよ」

といった意味の内容です。

そこで、やっと腑に落ちるようなのです。

そうなのです。人の立場ではモノを考えることができなくなってきたのです。自分にどのような損得があるのかという視点でないと話に向き合うことができない。それが一人や二人ではなく、かなりの数の子供の中にそういう感性が浸透してきているように感じました。

1999年だけの話ではなく、それからずっと続いている傾向です。






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Last updated  Jan 12, 2007 11:28:44 PM
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Re:損か得か(01/07)  
hisa さん
リンクの貼り付けありがとうございました。
ところで、今回の子供の指導について考えさせられることがあります。
私は、30年近く教師をしていますが、生徒指導については難しいと感じています。今までに、保護者を含めて理解していただけなかったことも沢山あったような気がします。
普段からの信頼関係を築いていなければ、どのような指導をしても上手く行かない場面が増えてくるのではないかと思います。それは、社会全体が教育界に対してバッシングが強まっているからと感じるからです。
だからこそ、このブログに書かれているように、何故指導をしているのか十分に訳を理解させる必要があるのだろうと改めて感じさせていただきました。
(Jan 8, 2007 09:50:55 AM)

Re:損か得か(01/07)  
トウサン  さん
私が感じるのは、今の家庭環境の中で誰かの気持ちを考え話し合うことを放棄しているのではないでしょうか。
今ニュースで流れて妹を殺害した予備校生の家庭も、子供同士の話や家族の関係の話を皆でしていないように思えてならないのです。

いつの頃からかよく言われるようになった。
子供が外で悪いことをすると、
「ほらあのおじちゃん(お店の人)が怖い顔してる」
「やってはいけない事だから、しない」と教えない親の増えていることと無関係では無いと思います。 (Jan 8, 2007 12:21:35 PM)

他人の子が叱れない  
e-Hypericum さん
http://edu-Hypericum.seesaa.net/
--
一保護者(小3、年長の子がいます)としてです。

子どもの学校の同じ学年の子がふざけるのが酷いと感じたとき叱ることは出来ます。
子どもの幼稚園の子でも叱れます。

でも、住んでいる近所の子がふざけていて、あるいは電車の中での悪ふざけが酷くても、
いまは、叱れないです。

こんな世の中というのも、良くないなと思いつつ。

”自分がそうされて嫌なことは、人にしないように”ということは意識しています。

「トオサン」がお書きになっているような、言い方だけはしないように心がけていることと、
他の子と同じように我が子がふざけていて、迷惑になっているとき、他の子と親の目も意識
しつつ、自分の子にはちょっとかわいそうですが、思い切り叱ったりして、(他の子の親御さんが)気づいてくれることを祈りつつ。

あ、でも「トオサン」のお書きになっている、
「ほか、あのおじさん怖いよ」
になってるかも知れませんね・・・

(Jan 8, 2007 03:47:13 PM)

Re[1]:損か得か(01/07)  
redu06  さん
hisaさん、コメントありがとうございます。

>普段からの信頼関係を築いていなければ、どのような指導をしても上手く行かない場面が増えてくるのではないかと思います。それは、社会全体が教育界に対してバッシングが強まっているからと感じるからです。

トラブル処理の時には特にバッシングの影響をひしひしと感じますね。やりにくいです。

>だからこそ、このブログに書かれているように、何故指導をしているのか十分に訳を理解させる必要があるのだろうと改めて感じさせていただきました。

「君の事を思って言っている」
というのが、伝わりにくくなっているのも感じます。だから、噛み砕く意味でも、「それは悪い」では納得せず、「そんな悪いことをしたら損」「そんな悪いことをする君は可愛そう」という観点を持ち込まなくてはならなくなります。自分を中心に語ってあげる必要があるようです。トホホです。 (Jan 8, 2007 05:31:30 PM)

Re[1]:損か得か(01/07)  
redu06  さん
トウサンさん、コメントありがとうございます。

>いつの頃からかよく言われるようになった。
>子供が外で悪いことをすると、
>「ほらあのおじちゃん(お店の人)が怖い顔してる」
>「やってはいけない事だから、しない」と教えない親の増えていることと無関係では無いと思います。

そうそう、その例、ほんとうにたくさんの親に当てはまります。
自分の子供を怒って、「子供との関係」を悪化させることを恐れているような部分も感じます。怒ったら、損と思っているのかもしれないです。
逃げているんですね。 (Jan 8, 2007 05:40:55 PM)

Re:他人の子が叱れない(01/07)  
redu06  さん
e-Hypericumさん、コメントありがとうございます。

>でも、住んでいる近所の子がふざけていて、あるいは電車の中での悪ふざけが酷くても、
>いまは、叱れないです。

私も怒りません。逃げています。子供の親との関係を悪化させることも鬱陶しいですし、プライベートの時間まで教師をやらされるのにもうんざりというところでしょうか。

>こんな世の中というのも、良くないなと思いつつ。

良くないなとおもいつつですね。私も。

公園デビュー問題?も、根深いですよね。 (Jan 8, 2007 05:48:35 PM)

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