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2011.06.26
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カテゴリ: D&D 邪悪寺院再び


注意!
このプレイレポートは市販シナリオ、「邪悪寺院、再び」の内容をばらすものとなっています。嫌な方は読まないようにしてください。



「ドラゴン斃そうぜ、ドラゴン!」
ワスパリオの力強い発言にクラリカが頷きます。 モラディン神殿跡地 で休息しながら、ワスパリオは干肉を噛みながら戦意満々な様子でした。頼もしそうにファルガンが眺めています。
ややドラゴン退治に懐疑的なのはバルサミコです。戦闘する事に反対まではしていませんでしたが広い坑道の中でドラゴンと遭遇できるのか、というのは意外と難しそうな気がしたからです。時間の無駄、バルサミコの意見はそういうものでしたが、呪文効果時間が切れてから戦闘になってしまった場合のリスクをどうしても考えていた様子でした。

現在正面門を制圧し、戦いは地の寺院という場所に向かおうかという所です。
ですが通ってきた坑道には、酸を吹くドラゴンがいて一度遭遇したものの逃げられてそれっきりになってしまいました。ドラゴンといえば宝物を沢山持っているだろうというのは数々の伝承でも明らかです。そういう事もあり何とか斃しておきたいところだったのです。
「ならば、マドモアゼル・クラリカが物体定位呪文を用意してください。ドラゴンといえば金貨は沢山持っていそうではないですか、坑道で金貨を探せば自然とドラゴンの巣穴に近付けて良いと思うのです。私はクリーチャー定位呪文でドラゴンを探します」
という意見が通り、ドラゴンに以前遭遇したトロッコの線路付近から調べ始めようということになりました。移動は 次元扉呪文 で行われました。ちなみにこの人数をバルサミコ独りの呪文では運びきれません。クラリカが 魔法の外套 で次元扉を出来るようになっています。

再び暗い坑道、周囲には何もいません。
暗視呪文 猫の敏捷力呪文 熊の耐久力呪文 で強化します。バルサミコもワスパリオや自分に 勇壮呪文 を施して、何かする際に成功しやすく補助呪文を掛けました。ワスパリオは自分も含めて仲間に酸対策ように、 エネルギーの抵抗力 を掛け…一応呪文準備は万端です。
続いてクラリカが 物体定位呪文 で効果範囲内の金貨のありかを調べ、バルサミコは クリーチャー定位呪文 でドラゴンの居場所を探します。一瞬…ドラゴンの位置は把握できたのですが、何故かすぐに消えてしまいバルサミコは首をかしげます。効果範囲から外れたのか、それとも特殊な呪文等で探知できないようにしたのか…疑念に駆られましたが此処では何もできません。
クラリカは金貨のありかを探して、仲間達を導きます。坑道を進んで、以前通らなかった場所に入り、分岐の洞窟を発見します。そこに金貨がある反応があったからです。

そこは坑道からみると行き止まりになってはいましたが、比較的大きな洞窟でした。
中央に大きく水が流れている場所があり、音からすると緩やかではありますがどこかに続いています。 そういえば河があったんだ… とリリアは思い出しましたが口には出しませんでした。この鉱山の更に地下で水脈が続いていた場合、と考えると何となく不安に駆られたのです。
「金貨の反応はこっちの方にあるわ。バルサミコ、ドラゴンは…いるの?」
「…ドラゴンの反応はありません…逃げて行ってしまったか…あるいはこちらを伺っているか…調べようがないのです…な」
悪の探知 、バルサミコが 秘術視覚呪文 でそれぞれ捜索を始めますが、それでも良く判りません。あえて言えば魔法の反応が洞窟の奥にありましたが…水路を超えていかなければなりません。
もしかして…水中にドラゴンが?クラリカが感づきます。ドラゴンの中にはそれが可能な奴がいるはずで、そうなると地形を充分に利用して来るのはありそうです。ですがこちらは水中で戦闘する用意はありません。

少し悩んだクラリカでしたが、得意な手を打つ事にしました。
怪物招来で呼び出したのは鼠海豚 でした。この小型のイルカを水中で泳がせ、敵の反応を調べようとしたのです。
ドラゴンの恐ろしい酸の息 が吹きかけられてきたからです!!そのダメージは36でしたが、何とかワスパリオ以外がダメージ無しで成功します。
「畜生、水中戦かよ!!」
バルサミコは熱く怒鳴りますが、冷静にバルサミコの横に移動すると、バルサミコが彼女を 飛行呪文 を施すように連携します。
この時点でドラゴンの位置を探る呪文が効果が無い事にバルサミコは驚いていましたが、実際には水の中まで探る事が出来ないので、ドラゴンの居場所は判らなかったという事なのでした。
こうして戦闘が開始されます。
ドラゴンは意地悪く水中で待ち構えています。クラリカは少し悩みますが、とりあえず怪物を招来し始めます。ファルガンは端に寄ってワスパリオの援護に回ります。リリアは洞窟端に頭を抱えて身を守っています。
少しの間にらみ合いが続きました。冒険者側からすると時間がかかると、再びドラゴンの酸息がとんできてダメージを受けかねません。またドラゴン側も逃げるつもりは無いようです。宝物が此処にある…ワスパリオはそう気づいて空中に飛び上がります。
「水中に攻撃呪文をしても平気…か?」
「火球は駄目だろうけど、貴女の灼熱の光線なら大丈夫よ、きっと」
素早く声がとんで戦闘の準備が続きます。…しかし。
洞窟の奥から巨大な何かが近づいてくる音が聞こえたのはその時です。ズルズルと何か大きな物を引きずって移動してきたのは、 四メートルはあろうかという巨大な獣人 でした。大きな棍棒をもった毛むくじゃら。しかし冒険者たちは、別の場所に目を取られてしまう事になるのでした。
巨大な胸の上には、 双頭の猿顔 があったからです。
「エティンという怪物です!!強敵ですから気を付けてください」
ファルガンの冷静な声が飛びます。それと同時に、冒険者たちは敵に完全に囲まれてしまったのでした。

一方で水中に手招来されていた海豚鼠は小さいながらも果敢にドラゴンに襲いかかりました。これが予想外のクリティカル!!
致命傷とは全然至りませんでしたが、予測外の大ダメージでした。

続く

今回から新章として、完全滅却寺院炎上編として始めました。
といっても、前回から“炎上”文字が追加されただけです。物語的に見ても以前からつながっています。一寸新章とするのも変かとも思ったのですが、何せ前章が40回に至りまして量的に膨大だったのと、正面門に辿り着いたキリの良さから、新章とさせていただきました。一応…この章で寺院外周部を回り切りたいとは思いますが…何回分かかりますかねぇ(笑)。

今回は水中戦が待っているか、という状況で危機感が走りました。それ用の呪文用意は全くしていない冒険者達、どうなるかは次回のお楽しみです。






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Last updated  2011.06.26 16:31:02
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