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ュネーブ在住の、ハリポタ翻訳者松岡さんが平成16年までの税金申告漏れ指摘の記事がありましたが、松岡さん、じつは近所にお住まいです(お付き合いはないですが)。
彼女はジュネーブに住んで5年。翻訳者っていっても、もともと出版してる静山社の代表でもあるので、収入も多いし、打ち合わせで頻繁に日本に戻っていた様子。
税務当局は、「生活の拠点は日本にあるので税金は日本で払うべき」という主張です。え?松岡さん、こっちで生活してるよ~と思ったら、この「生活の拠点」というのは、実は 単純に滞在日数の話
滞在時の内容の話ではない
んですね~。
実は、赴任中なのに会社の都合で日本への出張日数が増えちゃって、ジュネーブ赴任中なのに、家族はジュネーブ、旦那さんだけ日本在住者状態になってる家族もいます(^^;)。変なの~(笑)。
松岡さんの場合、内容的には彼女が「生活」してるのはジュネーブでも、まあ、そのへんは法律なので仕方ないでしょう。
あとは、日本とスイスの税務当局の話し合いで決着をつけることになります。
(もちろんスイスは、彼女の生活拠点はスイスだと主張するし。一度手にした税金を、そう簡単に放棄はすまい。)
ところで、 スイスの税制がお金持ちに有利
なことは有名ですが、一般ピープルの税率はどうかというと、 日本よりかなり高い
のです(税金と住居費、物価の高さを考えたら、扶養家族なしでスイス赴任なんて最悪~)。
なので、超金持ちと、生活保護を受けるくらい収入が少ない人以外は、皆税金にあえいでいるわけです。でも、高齢化社会かつ、高齢者や失業者に手厚い福祉社会のスイス。
地方財政は決して豊かではありません。
スイスの自治体は、金持ちの個人や企業を、どうにか自分のところへ呼び込もうと、税率引き下げ競争をしていたわけですが、この前ついに 累進減税
(金持ちになるほど税率が下がる)を導入する町まで現れました。
他の自治体からは「うちの金持ちを奪われる」と非難が・・・。
え?でも、その金持ちって、もとを正せばスイスが海外から奪ってるんじゃ・・・?
フランスなど近隣諸外国はたまったモンではなく、常に
「スイスは高額納税者ドロボウ」
と批判しています(^-^;)。が、スイス側は、そんな非難はどこ吹く風。
スイスのお役所では、高額納税者を「お客様」と呼び、滞在許可証も永住許可証も簡単に出るし、さらに「税率は相談できます」と明言して、明らかに普通の人と待遇を変えていますが、「金持ち優遇で不公平!」との文句はあまりでません。
普通の労働者を絞り上げて1000人から毎年100万円税金徴収しても、10億円にしかならないけれど、年収1000億円の人を一人誘致できれば、税金を10%まで値引きしたって、100億円な訳です。
で、結局その金持ちの払った税金は、自治体の普通の人の生活向上に役立つわけ・・・。
金持ち誘致をやめたら、スイスの税率は北欧を抜いて、ダントツ世界一になるんじゃないでしょうか?
そんな風に考えると、スイスが金持ち誘致に力を入るのも理解できる?
でも、スイス人が気軽に失業してしまうのも、スイスの若者が働かずニート化してるのも、実は
「中くらいの収入なんて一番割を食ってソン。だったら定期的に失業者になって手当て貰った方がトク。」
という考えているから・・・という説も・・・。
失業認定、日本より全然ゆるゆるで、もらえる期間も長いし、日本で言う「職安に絶対出頭しなくてはいけない指定日」も、「旅行です」って理由くらいで変えらるそうです(^^;)。
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