あずり糞。

あずり糞。昔は田舎では牛馬を使って農作業をした。其の際相当過酷な仕事をさせた。殊に酷かったのは急な坂道を重い荷車を曳いて登らせる仕事。其れも一日に何回も遣らせる。牛馬が疲れて来ると坂の途中で踏ん張った儘所謂糞を垂れる。其れがドクターストップ。暫く休ませるなり荷物を減らす。人間は声に為るが牛馬は夫れが無い。人は声を忘れ牛馬はあずり糞を忘れると死ぬ選り無い。昨今は然様過酷が無いのに人が死ぬ。あずり糞の牛馬を思えば頑張れる。其の牛馬を識らぬ世代に為った。学ぶ自然や牛馬の一次産業が遠く成って終った。便利な技術を得たが頑張る人間力を失った。「”ふるさとテレビ”はふるさとの写真とビデオの投稿テレビです。」ふるさとテレビhttp://furusatotv.jp