★銀次郎の合格ブログ

2023年01月30日
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灘中2年・14歳で快挙達成
国家試験も8ヶ月で一発合格
<人気の行政書士試験>

令和3年度の行政書士試験において、最年少合格者となった
水野博之君。彼は当時、最難関と呼ばれる灘中学の2年生で
14歳。多くの大人たちがなかなか合格できない国家資格試験
に、彼はわずか8ヶ月で「一発合格」を成し遂げました。


令和3年度の「行政書士試験」の結果は以下の通り。

受験者数 合格者数 不合格者数 合格率
47870人
5353人 42517人 11.2%


約4万8千人が受験して、4万3千人が不合格になった国家資格
試験です。全体の合格率は11.2%ですが、10歳代の合格率は
7.5%とさらに難関。15歳以下ならほんの数%でしょうね。


飛び抜けて頭のいい子が集まる「灘中学」で、なぜ、大学入
試対策ではなく、国家資格である行政書士試験を「中1」の
時点で受験しようと決めたのか。灘中の1年生ならついてい
くだけでも大変だと思うのですが・・・。


驚いたことに彼は、子どもの頃から法律の条文などを読むの
が好きで、将来は真実を追求するジャーナリストになりたい
と思っていたというのです。

14歳ですので独学は無理でしょうから、大手資格スクールの
TACを利用したとのことですが、大人でもイメージしにくい
法律の知識や背景をどうやってマスターしたのでしょうか。


行政書士試験の出題範囲は、民法、憲法、行政法(行政法の
一般的な法理論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴
訟法、国家賠償法及び地方自治法を中心とする。)、商法及
び基礎法学で、法令については、試験を実施する日の属する
年度の4月1日現在施行されている法令に関して出題されます。


中学受験では最難関・灘中学に合格し、頂上決戦を制したば
かりだというのに、今度は大人の世界に目を向け、法律の国
家資格を目指すというのは非現実的でしょう。



TACのWeb通信講座を利用したとはいえ、法律用語は難しく、
そもそも14歳なら社会人の経験もないのですから、法律の意
味や背景がイメージできず、普通ならチンプンカンプンでお
手上げ、テキストの内容など全く理解できないはずです。


いくら最難関中学に合格できても、合格率の低い国家資格試
験合格は無理だと思われましたが、本人の絶え間ない努力と、
お父様の献身的なサポートで、最年少合格を勝ち取りました。


普通の親なら資格試験なんて大学に合格してからで十分だ。
まずは灘中で頑張ること。資格試験なんてまだまだ先のこと。

そう思うはずですが、彼の父親は、幼い頃に憲法の本を買い
与え、法律の条文が好きな子だったので、「法律系の資格を
取得するのも良いのでは」と思い行政書士試験を勧めたとい
うのです。


さらに、サポーターとして、進捗具合のマネジメントや、講
師に聞きにくい質問に代わりに答えるなどして支えたからこ
そ、博之君は14歳で国家資格を手にしたのでしょうね。


驚いた事に、お父様は、試験当日の緊張を少しでも取り除け
るように、あらかじめ自宅から会場までのルートや移動時間、
会場付近の雰囲気などを調べて、試験会場の様子を撮影した
動画を見せたことで、事前にリアルに体感させ、緊張をほぐ
すことに成功。精神的なサポートまでバッチリだったのです。


<追記>
行政書士試験の歴代最年少合格者は15歳でしたが、2016年
に14歳の男性が合格し、最年少記録を更新。2021年の試験
では5年ぶりに14歳の合格者が出ました。灘中の水野君の他
に、同じ14歳の女子中学生も一人合格しています。





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最終更新日  2023年01月30日 13時37分16秒


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