★銀次郎の合格ブログ

2023年12月28日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類


<業務管理者一本化>
賃貸不動産経営管理士
独占業務で試験は難化


全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)は11月
指定講習(業務管
理者講習)の終了を決議事項として了承した。


つまり、全宅連が業務管理者の「宅建士ルート」廃止
を了承したということで、今後は、業務管理者の登録
要件は、賃貸不動産経営管理士資格取得者に一本化さ



以前は、賃貸不動産経営管理士の登録者がそれほど多
くないことで、管理対象となる全国の賃貸戸数をすべ
てカバーすることが難しいとされてきました。そのた
め、「業務管理者」の要件として、賃貸不動産経営管
理士のほかに、指定講習を修了した宅地建物取引士も
OKとしていたのです。


<参考値:令和5年12月現在>
賃貸管理士試験の累計合格者数は94,401名


実は、この「宅建士ルート」が存在することで、賃管
士の存在意義や資格の価値に大きな疑問が生じ、SNS
では「意味のない資格」とまで酷評されてきたのです。


そのような事情もあり、令和3年度に国家資格化した
にも関わらず、受験者数は2年連続激減し、ブームの
終焉、オワコンの危機が迫っていたのは事実でしょう。


現に合格率だけをみても、平成30年の50.7%から段
階的に下げるかと思いきや、令和元年以降は、36.8%
→29.8%→31.5%→27.7%→27.9%と、一定数の合
格者輩出に重きを置いたことで、資格取得に関心があ
る層からも疑問の声が上がっていました。



しかし、今回の「宅建士ルート」の廃止で、賃貸住宅
の管理業務は賃貸不動産経営管理士に統一されたので
すから、「独占業務」ができ、同試験の申込者も来年
は相当増えるでしょう。


そうすると、当然のことながら資格試験の難易度は爆
上がりし、難化必至。合格率も今年の27.9%から一気
に20%前後まで下げることも想定されます。


令和5年 27.9%
令和6年 21.0%(管理業務主任者試験並に難化?)
令和7年 17.0%(一気に宅建並に下げる?)




賃管士試験 結果データ
実施 申込者数 受験者数 合格者数 合格率 合格点
H28
(免除)
13,862 13,149
(2,286)
7,350
(1,556)
55.9
(68.1)
28
(24)
H29
(免除)
17,532 16,624
(4,380)
8,033
(2,342)
48.3
(53.5)
27
(23)
H30
(免除)
19,654 18,488
(5,379)
9,379
(2,886)
50.7
(53.7)
29
(25)
R1
(免除)
25,032 23,605
(6,882)
8,698
(2,641)
36.8
(38.4)
29
(25)
R2
(免除)
29,591 27,338
(8,671)
8,146
(2,925)
29.8
(33.7)
34
(29)
R3
(免除)
35,553 32,459
(10,390)
10,240
(3,738)
31.5
(36.0)
40
(35)
R4
(免除)
35,026 31,687
(11,306)
8,774
(3,475)
27.7
(30.7)
34
(29)
R5
(免除)
31,547 28,299
(11,449)
7,894
(3,700)
27.9
(32.3)
36
(31)

※配点 令和元年度まで40点満点、令和2年度以降は50点満点
※免除 講習修了者(4問免除者、令和2年度より5問免除者)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023年12月28日 18時14分43秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: