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June 13, 2015
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テーマ: TVドラマ(110)
カテゴリ: ドラマ
American Horror Story (Freak Show)
アメリカンホラーストーリー シーズン4

第3話「ハロウィーンの呪い 前編」(原題: Edward Mordrake, Pt. 1)





あらすじ





アメリカ疾病博物館では『人体の不思議』と称して結合双生児の臓器のホルマリン漬けや、奇形児の骨格標本を一般公開していた。学芸員(セリア・ウェストン)の説明で、「フリークの体の一部を売れば金になる」ことを知った詐欺師のスタンレー(デニス・オヘア)とマギー(エマ・ロバーツ)はその足でフロリダへ向かう。


1952年 ハロウィーン 午後4時
夜間外出禁止令の出されていたジュピターの子供たちは、ジュピター中心部から南へ約30Km離れたウェストパームビーチまで出向いて仮装し、お菓子をもらう年に一度のイベントを楽しんでいた。殺人ピエロが後ろを付いてきていることに気づいたのは小さな女の子、ジェシーだけだった。

エセルは肝硬変が悪化。医師マイロン·ボナム(ジェリー・レジオ)から余命半年〜1年の命だと聞かされ、エセルは泣いた。死の宣告のせいではない。見た目が常人とは異なる彼女をまともに診察してくれた医師は、彼が初めてだったからである。

ミープが殺されたばかりだというのに、フリークショーのメンバーは浮かれ騒いでいた。腰から下がないスージーは腕で体を支え、アップルボビングをしてみせた。その頃ジミーはミープの墓を掘っており、自分はリーダー失格だと自責の念にかられていた。


ハロウィーンにフリークが演技をするとエドワードと邪悪な顔の魂がやってくる。そして一度現れたら一人では帰らない。

禁酒の誓いを破り、また飲み始めたエセルに「デルがいるからイライラするのか?」とジミーは詰め寄る。「デルがいるから用心棒はもう不要。お前は自由だ」と強がるエセル。

フリークはハロウィンの日だけ「普通の人」になることができた......ミープの思い出を語り合いながら、ジミーを中心に仲間内でひっそりとミープの埋葬をしているところに一台のタクシーが止まった。詐欺師の片割れマギーである。彼女はミスティック・ミス・エスメラルダと名乗った。占いができるので仲間に入れて欲しいと言う。
エルサのテントでエスメラルダは巨大な水晶玉を取り出し、深呼吸しながら素早く周囲を見渡した。『透視』のヒントになるものがたくさんある。それらを適当に組み合わせてエルサの希望通りの未来を言えばいい。「...あなたは不当な扱いに苦しんだ。すべては強欲と妬みが原因...マレーネ?」エルサからすべてを奪った女の名前を口にした。「彼女は消える。未来は...あなたの歌よ。すごい歓声。拍手が鳴りやまない...上品で洗練された男性が突然現れる。黒髪で鋭い目。興行主ね。あなたをスターにしてくれる」そこまで言うとエスメラルダは力尽きたように倒れて見せた。「エスメラルダ、あなたを雇うわ」

デジレは夫デルとの性生活に不満を抱いていた。「あんたよりドアノブのほうがマシ」それを聞いたデルは逆上して妻に掴みかかり、「俺に世話になってるだろ、敬意を払え」と迫った。「その手をどけなきゃ、さよならよ」デジレの目は冷ややかだった。

テントから少し離れたところで酒を飲んでいたエセルはデルに声をかけた。エセルの「ジミーを妊娠したときも私を愛してなかったの?」との問いかけに、デルは「男は手近な女に食いつくもんさ」と答えた。エセルは自分の命が残りわずかであること、ジミーが我々の世界と外の世界との間で苦しんでいることを伝え、外の世界でやっていけるようにあの子を導いて、とデルに託した。ハロウィーンのときのジミーの仮装はいつも決まって兵隊だったという。

ドットとベットは同じ夢を見ていた。今まさに外科手術が始まろうとしており、二人を切り離そうとしている。才能を人前で認められ、ゆくゆくは結婚・出産もしたいと願っているドットは晴れ晴れとした面持ちだが、ベットは「やめて」と懇願し嗚咽していた。


ハロウィーンの夜

夕方過ぎに起きてきたダンディは母が一ヶ月かけて作ったハロウィンのコスチュームが気に入らず、癇癪を起こした。母の用意したハウディ・ドゥーディの代わりに、自分で衣装を作ったダンディはその夜、ピエロの扮装で食事用ナイフを手に、メイドのドーラ(パティ·ラブレ)を脅すが彼女は動じず、ダンディは「お前なんか大嫌いだ」と言い残し家を出た。

ホテルで待機しているスタンレーの元へ、マギーから電話が入った。「フリークだらけで、もうやめたい」と訴える彼女に「結合双生児? 大儲けできるじゃないか!」と喜ぶスタンレー。マギーは「殺しはやめて」と釘を刺した。スタンレーは部屋にセクシーなバイキングの仮装をした男性を呼んでいた。

ジェシーはピエロの恐怖に打ち勝って昼間集めたキャンデーを、意地悪な兄マイクに取られそうになっていた。マイクの後ろから、口元に指を立て「シー」というジェスチャーをしたピエロが近づいてきた。ピエロはマイクを連れて窓から消えた。


エルサの歌声に誘われるように、エドワード・モルドレイクが地獄から現れた。

神々と化け物たちの地で私は天使だった
邪悪な庭に住んでいる
戸惑い 怯えながら 必要ならなんでもするわ
かがり火のように赤々と輝く

名声 お酒 愛情 ゆっくりと私に渡して
腰に優しく手を回して
神とは仲良くできないの だから歌うわ
誰も私の魂を奪えない
ジム・モリソンのように生きるの
めちゃくちゃな休暇へ突き進む
モーテルで浮かれ私は歌う
さあ 渡してちょうだい これが私が求める天国
汚れなき心は失われた



エルサが頭を上げたとき、ただ一人の客、エドワード・モルドレイクは消えていた。

エセルの元に、緑色の冷気と共に3人の亡霊を伴ってエドワード・モルドレイクが現れた。彼が現れたからには怪奇な者を仲間に加えるまでこの地を去れない。エセルはエドワードの問いに答えなければならない。嘘をつけばエドワードのもう一つの顔がそれを見破る。
エセルは自分の過去について話し始めた。
彼女はかつてボードビルで活躍していた。美人ばかりを揃えることで観客の注目を自分に集め、人気者だった。その頃出会ったのが怪力男で売り出していたデルだった。彼はマネージャーになり、エセルにいろいろな仕事をさせた。劇団をパリに移動させ、エセルは「ヒゲのベルナール」としてデビューしたが、ヒゲ女の古典劇など誰も見たくなかった。笑いはとれたが、それは芸ではなく、彼女自身が笑い者になっただけのことだった。
アメリカに戻ってから、デルの子を身ごもったエセルは仕事もできず、お金に困っていた。芝居ができる状態ではない。そこでデルが考えたのが、『フリークの出産ショー』だった。妻を屋外の木につかまらせ、出産する様子を見物人から金をとって見せたのだ。ジミーが生まれた瞬間彼の手が奇形だとわかると、デルは「25セントで化け物が抱けますよ」と我が子を客に勧めた。エセルに抱かせる前に。「奥さん、フリークですよ!」
「ひどいことをした......忘れたことはないわ。いいわ、連れて行って。当然の報いよ」
エセルが顔を上げるとエドワード・モルドレイクは消えていた。エドワードのもう一つの顔が「彼女ではない」と言ったのだ。エセルの全身から力が抜けた。

ピエロのバスに監禁されている二人のところに、ダンディと殺人ピエロが現れた。ジェシーの兄マイク(ダルトン・グレー)を連れてきていた。





感想



毎シーズン、ハロウィン回は面白いので楽しみにしているのですけど、今回も良かったですね。エセルの過去がわかった。パッと見リンカーン似の紳士エドワード・モルドレイクの亡霊が人の過去を探っていくところが興味深い。
シーズン3の魔女団のときのハロウィン回は、ブードゥーの秘法により蘇った大量のゾンビが現れて、ゾーイが大活躍する内容でした。
シーズン2の精神科病棟では、アーデン医師が自宅に娼婦を招いて修道女のコスプレをさせようとするも、娼婦がアーデンの秘密の写真をみてしまう回。アーデンはシスター・メアリーユーニスのことが好きだったんです。あと、病院にオーメンのダミアンみたいな奴が来たがために、シスター・メアリーユーニスに悪魔が乗り移った(とシスターが錯覚したかもしれない)オカルト的要素も入っていました。
シーズン1では、ゲイカップルがハロウィン風の飾り付けを施した呪われた家にラバースーツの男が現れて襲いかかり、アップルボビングの樽の中に顔をつけて窒息させようとするシーンがあった。全身ゴム人間が現れても「ああ、今年はそういう仮装ね」ってみんな警戒しないんですよね、自分のボーイフレンドとか夫だと思い込んで。ハロウィンで蘇った殺された学生たちに、スクールシューターだったテイトが追いかけられるシーンもあった。テイトの妹アディーは「かわいい女の子」のコスプレをさせられて車に撥ねられていた。
仮装が「かわいい女の子」って残酷。今回の怪奇劇場のジミーも、仮装ではいつも兵隊さんだったってエセルが話していました。仮装の夜だけ普通の人になれるって、切ないし悲しい。



「ハロウィーンの呪い 後編」次回予告





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Last updated  June 14, 2015 01:40:08 PM
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