1962年ミズーリ州ケネット出身。デビューが30歳を過ぎてからという遅咲きの天才シンガー・ソングライター。今では40歳を越えているが、年齢を感じさせないアメリカを代表する女性ロック・シンガーの1人である。これまでリリースしたアルバムはすべてグラミー賞を受賞しており、また女性ロック・ボーカル・パフォーマンス部門では歴代の女性ロック・シンガーとしては最多の4回(デビュー後10年で4回は凄い記録!)の受賞を誇る。音楽活動を始めたのは、86年にLAに移り住んでから。マイケル・ジャクソンの『BAD Tour』に同行、バック・シンガーとしてキャリアをスタートした。その後94年にはデビュー・アルバム『TUESDAY NIGHT MUSIC CLUB』をリリース。シングル「ALL I WANNA DO」はその年のグラミー賞のレコード・オブ・ザ・イヤーに輝き、最優秀新人賞も獲得。新世代の女性ロック・シンガーとしての地位を確立した。その後より96年にはよりパーソナルなROCK志向のセカンド・アルバム『SHERYL CROW』をリリース。ここからは日本のTVCMでも使われた人気曲、「EVERYDAY IS A WINDING ROAD」や、毛皮のコートを身につけ、カントリー風の田舎の女性から、HARD ROCKシンガーへとイメージ・チェンジを図ったPVも人気の名曲「IF IT MAKES YOU HAPPY」などシングルが続々とヒット。さらに98年リリースの3作め『THE GLOBE SESSIONS』、99年のライブ・アルバムを経て、01年には4作め『C’MON C’MON』をリリース。ここからは日本でも大人気の「SOAK UP THE SUN」が大ヒット。この曲は映画『ブルークラッシュ』のテーマ曲としても使われ、日本でも天気予報のテーマ曲になるなど、さまざまなところで使われたお馴染みの曲。その後02年末~03年にかけては、元彼・KID ROCKと共演した「PICTURE」がロング・ヒットに。また03年秋には初のベスト・アルバム『THE VERY BEST OF SHERYL CROW』をリリースしている。 このCDの限定盤(US盤)にはこれまでのシングル曲のPVを収録したDVD付きで人気アイテムとなっている。