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山口悟風
未来のおかあさん、現役おかあさん、昔のおかあさんへのメッセージ。メルマガ「おかあさんへの手紙」を発行中。筆者は、北海道で40年間教員だった故・山口“悟風”智です。
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2002年12月29日
カテゴリ： カテゴリ未分類
★編集後記「人並みだったとしておこう」★
「校長室からコンニチハ」（全10回）のうち、「学校五日制を考える」のシリーズ
は、今回で終わります。教育者としての山口智の基本的な考え方が、このシリーズに
詰まっていたと感じます。いかがだったでしょうか。
この号では、１カ所だけ、原文に補足したところがあります。最後の「く（家庭生
活[くらし]に）」です。原文では、「く（家庭生活に）」になっていました。このま
までは、なぜ「く」なのか、分からないと判断しました。
ところで、このメールマガジンを編集している最中に、父の死因だった「がん」に
ついてのニュースが二つ、飛び込んで来ました。一つは、天皇陛下が前立腺がんで、
同じ病の人たちとの交流を、毎日新聞紙上で「生きる者の記録」として報告してきた
ジャーナリスト、佐藤健・毎日新聞専門編集委員が28日に亡くなったという話です。
お二人とも、告知を受け、公表しました。報道によると、天皇陛下については、本
人が科学者であり、病状をきちんと受け止めていること▽現代医学ではほぼ完治し、
術後も従来と変わらない生活ができる可能性が高いこと――などが、理由として挙げ
られています。
佐藤さんは、連載が始まった今年12月３日付け毎日新聞朝刊で、「42年間の記者人
生の締めくくりとして、自らの肉体をフィールドにルポルタージュを送りたい」と記
しています。（参考サイト→
http://www.mainichi.co.jp/eye/satou/kiroku/2002/1203.html ）
がんには、医療スタッフや家族の意向、本人の性格などを考えたうえで、告知する
ます。もっと言えば、周囲の人たちには、私に対して告知する義務があると考えてい
ます。きつい言い方をすれば、もし、家族や医療スタッフが隠したら、私への裏切り
だと感じるだろうと思います。生きられる期間が限られたと分かったならば、死ぬま
でにやっておかねばならないことに優先順位をつけて、順番に片付けます。やりたい
ことは、山ほどあるのですから。
ていました。でも、家族の中に反対する者がいました。また、私と仕事上の付き合い
があり、父の晩年に友人になってくださった方にも「絶対に告知はすべきではない」
と言われました。それで、がんであることは伝えませんでした。
ただ、本人は、がんであることをうすうす気付いていたようです。
果たして、どちらがよかったのか。私は、今でも、きちんと知らせて、本人の夢で
あった「本を出す」を実現するために、尻を叩けば良かったのではないかと思うこと
があります。
さて、メールマガジン「おかあさんへの手紙」特別号は、この号が２００２年最終
号になります。２００３年は、１月上旬に、特別号第６号「校長室からコンニチハ」
で、【狼に育てられた女の子】の話を掲載します。７月の創刊準備号以来のご講読、
ありがとうございました。来年も、通常号ともども、どうぞよろしくお願いします。
みなさま、どうぞ、よいお年をお迎えください。
（発行者・山口一朗）
===================================
★【発行者より】
本文は、メールマガジン「おかあさんへの手紙」特別号（不定期発行）の講読申し込み窓口
http://www.mag2.com/m/0000093984.htm
で、講読をお申し込みになり、お読み下さい。登録、講読とも無料です。バックナンバーは、
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000093984
で読めます。
なお、週刊発行の「通常号」については、
http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/index.html
を、ご覧下さい。
「校長室からコンニチハ」（全10回）のうち、「学校五日制を考える」のシリーズ
は、今回で終わります。教育者としての山口智の基本的な考え方が、このシリーズに
詰まっていたと感じます。いかがだったでしょうか。
この号では、１カ所だけ、原文に補足したところがあります。最後の「く（家庭生
活[くらし]に）」です。原文では、「く（家庭生活に）」になっていました。このま
までは、なぜ「く」なのか、分からないと判断しました。
ところで、このメールマガジンを編集している最中に、父の死因だった「がん」に
ついてのニュースが二つ、飛び込んで来ました。一つは、天皇陛下が前立腺がんで、
同じ病の人たちとの交流を、毎日新聞紙上で「生きる者の記録」として報告してきた
ジャーナリスト、佐藤健・毎日新聞専門編集委員が28日に亡くなったという話です。
お二人とも、告知を受け、公表しました。報道によると、天皇陛下については、本
人が科学者であり、病状をきちんと受け止めていること▽現代医学ではほぼ完治し、
術後も従来と変わらない生活ができる可能性が高いこと――などが、理由として挙げ
られています。
佐藤さんは、連載が始まった今年12月３日付け毎日新聞朝刊で、「42年間の記者人
生の締めくくりとして、自らの肉体をフィールドにルポルタージュを送りたい」と記
しています。（参考サイト→
http://www.mainichi.co.jp/eye/satou/kiroku/2002/1203.html ）
がんには、医療スタッフや家族の意向、本人の性格などを考えたうえで、告知する
ます。もっと言えば、周囲の人たちには、私に対して告知する義務があると考えてい
ます。きつい言い方をすれば、もし、家族や医療スタッフが隠したら、私への裏切り
だと感じるだろうと思います。生きられる期間が限られたと分かったならば、死ぬま
でにやっておかねばならないことに優先順位をつけて、順番に片付けます。やりたい
ことは、山ほどあるのですから。
ていました。でも、家族の中に反対する者がいました。また、私と仕事上の付き合い
があり、父の晩年に友人になってくださった方にも「絶対に告知はすべきではない」
と言われました。それで、がんであることは伝えませんでした。
ただ、本人は、がんであることをうすうす気付いていたようです。
果たして、どちらがよかったのか。私は、今でも、きちんと知らせて、本人の夢で
あった「本を出す」を実現するために、尻を叩けば良かったのではないかと思うこと
があります。
さて、メールマガジン「おかあさんへの手紙」特別号は、この号が２００２年最終
号になります。２００３年は、１月上旬に、特別号第６号「校長室からコンニチハ」
で、【狼に育てられた女の子】の話を掲載します。７月の創刊準備号以来のご講読、
ありがとうございました。来年も、通常号ともども、どうぞよろしくお願いします。
みなさま、どうぞ、よいお年をお迎えください。
（発行者・山口一朗）
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★【発行者より】
本文は、メールマガジン「おかあさんへの手紙」特別号（不定期発行）の講読申し込み窓口
http://www.mag2.com/m/0000093984.htm
で、講読をお申し込みになり、お読み下さい。登録、講読とも無料です。バックナンバーは、
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000093984
で読めます。
なお、週刊発行の「通常号」については、
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を、ご覧下さい。
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