パタヤ THE ZIGN HOTEL
間違って乗った一番ローカルな91Bバスでゴムまりのようにぽんぽんゆられ、親切な（？）SEKファンの車掌さんにバイクタクシー（モタサイ）乗り場で下ろされ、モタサイで約20分ほどドライブして、おおよそ優雅なリゾートとはかけ離れた到着となったTHE ZIGN。モタサイで着いた我々を笑いをこらえて迎えてくれるベルボーイと、到着して爆笑しているモタサイ運転手。ああ、なんだか恥ずかしい登場をしてしまった。
それにしても美しいぃーホテル！
パタヤとは思えぬハイセンスなヴィラが大きなプールを中心に点在。ヴィラっていうと木でできた素朴な感じを想像するけど、宮殿みたい。
まずはオープンエアのロビーでウェルカムドリンク（これが死ぬほど甘いアイスティーなのはさすがタイランド）。そしておしぼりを出されて「顔拭いたほうが良いよ」というモタサイ到着の哀れな我らにかけられる声に癒される･･･。
案内してくれるのはこれまたスマートでキュートなおかまちゃん！プールを通り、庭の通路を通っている間、あたしが「スワーイ（きれい）！」を連発していると女の子より女の子らしく口に手をあてて「うふふふ、スワーイ！」と返してくれる。いや、きみじゃないよ。ホテルだから。
あたしたちのヴィラはプールがよく見えるプールテラス。専用の階段を上がるとすわり心地のよいソファーが置かれたテラスがあって、最高！2007年8月30の時点で3600Bなり。ヴィラでこれは安い！
目の前にはタワータイプの同じくTHE ZIGN HOTELを建設中。あれができたらまた値段が変わるのかな？あの高さならハイフロアなら海が見えそう。
そう、このヴィラ海が見えないのだった。
さて、お部屋へ入ってみましょう。
これまたうわぁ！！！！！！！すてきー！ただでさえ広めなのに天井が高くてなおさらひろーく感じられちゃーう。
フリントヴィラって名前だけあって石をモチーフにした家具。布までグレーで何もかもクールな石仕様。リビングエリアと、ベッドエリアが分かれていて居住性ばっちり。
大きなソファーに石のテーブル、CDも聴けるオーディオセット。そしてベッド･･･。
でもなぜかツインタイプはすべてWベッドとシングルベッドの２つを設置。これじゃあベッドの取り合いになっちゃうよ。親子3人ならベストだけど、普通のツインベッド入れりゃ良いのに。
ここで、ん？かすかなレモングラスの香り。重厚な奥のドアを開けると、そこはトイレとバスルーム。真っ白な石造りで、これまた素敵。バスルームで煙をあげているはアロマポットに満たされたレモングラスのアロマオイル。
犯人はこれだ！チェックイン時に香らせるなんて素晴らしい配慮！
アメニティーはチョコレートケーキのように愛らしく並べられいますわー。
さてさて、リゾートの定番、プールはどうかってと、こんなかんじ。こうやって見ると水に浮かんだ古いお屋敷みたいでしょ？
日がな一日ここでのんびりするのもいいですね。
このホテルのいいところ
１．スタイリッシュ
２．従業員がすれていない。素朴でやさしい。そして仕事を想像以上にこなしてくれる
３．荘厳な雰囲気があって、優雅な気持ちになれる
４．部屋が広いので、部屋でワイン、なんてのが良し
５．とても歓楽街パタヤに思えない空間
６．タワータイプ完成後はどうなるかわからんけど、ヴィラで3600Bは安い。ただし旅行代理店で手配
７．レストランが素敵
このホテルのちょいとおしいところ
１．朝ごはんの種類が少ない
２．タワータイプが工事中だったため、タワーの方向を見ていると、工事現場の中のリゾートホテルみたいで、悲しかった
３．ナクルア12っていう恐ろしく離れた何もないところにあるため、町まで出るのに大変。モタサイかタクシー
４．それなのに周囲にはひなびたバーとレストランが2個くらい。静かにホテルで過ごしたい人にはGOOD！
５．海は見えない。目の前は道路。裏は普通の家。ちょっとリゾートムードには程遠い立地
総評すると、パタヤの猥雑な空気がきらいで、パタヤで静かに、パタヤとはちと違う優雅な時間を過ごしたい人におすすめ。
海が見たいならホテル前の道をひたすら15分歩けば海みたい。客層は1位韓国人、2位中国人、3位欧米人ってかんじ。日本人はまったく見なかったけど、タワータイプがきちんとできて、大々的に宣伝するだろうからそのうち来るんじゃないかな？？
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