タイ大好き!

タイ大好き!

バンコク メナムリバーサイド



・・・そんな予定でありとあらゆるホテルサイトを見た結果、ペニンシュラバンコクのお部屋の窓から優雅に見下ろしつつ「なんか小学校の廃校みたいだなー」「いや、病院じゃね?」と酷い言葉をぶつけ続けてきた「メナムリバーサイド」が全館改装したらしいという話をキャッチ。

意味があるのか?と問いかけたいくすんだグレー色、ださださな壊れた看板。
外観から判断するに改装したんだぞお!というアピールは感じられない。タクシーで到着しても場末感がぬぐいされぬ。うーむ。
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ところがーーー!まずエントランスでたくさんのスーツ組のおじ様たちが「ウエルカム、トゥ、メナムリバーサイド」と次々に声をかけてくださる。

ドアを開けてもらった瞬間「うわあー!モダン!」上品な茶色のふかふかのカーペットの先に、深い木の色合いを大切にしたソファーやテーブルが並ぶロビーが広がってる。チェックインカウンターのスタッフもことのほか上品。さすがにこの値段なのでレセプションの人が部屋に案内してくれることはなかったけど、荷物を運んでくれるボーイが室内全ての機器を丁寧に教えてくれる。廊下も渦巻きのモチーフと深いこげ茶のカーペットがかっこいい!

お部屋に入ってまたまたびっくり。なんてかわいらしいんでしょう。さすがに
金がかかってないせいかクロスの継ぎ目にいびつさを感じ、ニスが何重にもぬ
りかためたような塗料のむらも発見できたけど、花の絵を頭にあしらったベッ
ド、窓際からチャオプラヤ川を一望するソファースペースも居心地が良くてな
んとも素敵。お風呂はガラス貼りで室内からチラリング。でも木のブラインド
が下がってちゃんとプライベートもたもたれます。一人だったらここを開け放
って川を眺めながら入浴できちゃうんだろうなー。素敵!

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シャトルボードを使ってサパンタクシン船着場から舟に乗ろうと時間を聞くと、なんと舟は出たばかり。なんでも30分に1本だそうだ。まあ、こんだけ安くてシャトルバス持っているだけでも立派。「いいよ、いいよ、タクシーで行くよ」と告げると「これを持っていくと便利ですよ、マダム」、と、HISのマップつきパンフレットをくれた。なんか親切。

フロントで二人で写真を撮ってもらおうと思ったら、二人のベルマンがちょこ
ちょことこみかるな足並みでよってきて「俺を真ん中にしてくれー」と強引に
写真に入ってきた。うーん、フレンドリーで可愛い。

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タクシーにも目的地をきちんと言ってくれるし、色々指示だししてる。頼れる
なあ。ペニンシュラでも約1名、ベルボーイにろくに仕事しないやつがいるのに。

夜まで外で飲んでぐっすり就寝。

朝はきらきらと輝くチャオプラヤー川とブルーのタイルが美しいプールの眩し
さに目を惹かれる。
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オープンエアの回廊を伝い、プールを横目に朝食会場へ。
ココのレストランも窓ガラスがない半オープンエア。川に突き出したテラスに
も椅子が並び、川に浮かんでいるみたい。
この日はどこのグループだかわからないけど大量に黄色のTシャツに紺のブレーザーを来た集団のタイ人が朝食をとっていた。

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席をおさえておいたのに、他の欧米人にとられたーー!
むっとしてテラスに出ると、コーヒーを注ぎに来たお姉さんが「ごめんなさい
、私、あそこの席をとっていたの知らなくて」と謝ってくれた。
けっこうこういうことはある程度いいホテルでも起きるんだけど、謝ってくれ
た人は初めて。タイ人って基本、謝らないからねー。なんて心の美しい従業員
の人なんでしょう。いいよいいよ、と許しちゃいます。

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そしてここの朝食の種類の多さに驚愕!ほんっとにこの値段でやっていけるの
?っていうくらいのボリュームです。
お寿司あり、タイ料理の炒め物もたくさんあり、サラダは5種類くらいあり、すべて違う素材と味付け。ほたてのサラダなんて珍しい具材もあって、びっくりです。エッグメニューをスタンドで好みで作ってくれるホテルは数多くあるけれど、カオトム(おかゆ)を具材指定して作ってくれる屋台スタイルで提供してくれるのも珍しい。
ジュースは100%ってかんじの味じゃなかったけど、ここまでやってくれれば十分。フルーツだってパンだっててんこもりの量です!
特筆すべきはクリームチキンスープ。コーンポタージュかなー、なんて思って
飲んだらコーンの甘さはなく、濃厚なチキンの出汁とクリーミーなスープで、
うまい!こんなスープ、他のホテルで出たことないぞ。

大満足で出発したホテルですが、出発時にもフロントスタッフは大変親切で優しいです。ベルマンも注意深くタクシーの運ちゃんにいろいろ言ってくれてるし。

このホテル、やる!やる気だ!

日本のツアーがたくさん入ってるって聞いたけど、この1泊で日本人には会わなかった。欧米人が多かったかなあ。

次の訪タイ時は2泊して、プールを楽しんでみたいと思った
値段が上がりませんように!

ちなみに歯ブラシはありません。でも近くにコンビニがいっぱい。朝のお散歩は店先から串焼きを焼く香りやカオトムのいい香りが屋台から漂ってきて、タイ人の朝の風景を感じさせてくれる。

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ちなみにコンビニでは一度閉めたら二度と開かないキティーちゃん歯ブラシ(実話)や、死ぬほど甘い「生茶」に遭遇するスリルを楽しんでね。


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