Blue Marine Resort
ホテルのサイトの地域カテゴリーではパトンビーチの位置づけですが、正確に言うとパトンビーチの北、Kalim Beachの高台に佇んでおりますー。
パトンビーチまで徒歩で行こうと思うえば行けるし、ご飯を食べに行くときもそんなにこまるロケーションじゃあーりません。で、Kalim Beachはパトンビーチから少しはずれただけなのに、とっても澄んだ海、のどかな光景が広がっていて、お散歩もいいし、屋台やちょっとしたレストランも点在。
プーケットの「リゾート」っていうよりは、のどかな漁村みたいな雰囲気もあって、牛さんも放し飼い 。ふふふ。
ここの何が凄いかというと、やはり海景色。ここに泊まったら絶対にシービューに宿泊しましょーね。
あたしが指定したのは新館ロイヤルのシービュー。でもおすすめはクラシックのシービューでしょーか。
たしかに新館ロイヤルのシービューはさえぎるもののないものすごい海が見える。そして、クラシックは色々さえぎるものがあるけど、なぜ勧めるのか。それは・・・このロイヤルは、フロントからとっても遠い。ただ遠いだけならいいのだけど、高台にあるので、移動はさながら登山。
一応カートがあって、フロントから客室へ、客室からフロントへは送り届けてくれる。でも、いちいちフロントに電話しないと来てくれないし、なかなか来てくれないし、夜遊びして帰ってきたら、フロントからのカートは終了してて、そうなると地獄。死に物狂いで急勾配をあがっていかにゃならんの。
クラシックはレストランやプール、フロントなど施設が集中しているので、移動は楽。
ただし2009年4月の時点で大規模な工事中だったため、フロントは仮のもの。これがほぼ道との入り口にあり、フロントに出るだけでも一大決心。
なぜそこまで悩むかというともう一つ理由がある。このホテル最大の欠点はエレベーターが館内に一機もない(驚愕)!休館も新館も5階建てですぞ!バリアフリーが叫ばれるこの世の中で、時代に逆らって、「激画ちっくな古風イケメン」の新人俳優をスカウトする★原プロみたいなホテル(はぁあ?それはちょっと違うんじゃ・・・)。
お金があったらむやみやたらに何度もルームサービス頼んで、従業員にこの苦しさをわからせてあげたい。
ただロイヤルのこの眺めは、どんなに移動が面倒でも滅多に手に入れることができない景色。残念だけど間違っても御老人やハンデのある人には勧められないので注意してください。
ぜいぜい言いながらやっと新館に到着してほっとしていると、さらにあたしの部屋は4階だったりするもんで(笑泣)、また階段で4階上がる間に、汗だくで、何にもしたくなくなる。
予約する時、要注意なのだけどこの新館の部屋で、シービューじゃない部屋がある。そこは異常に安いけど絶対に予約しないほうがいい!
お金が無いかそこでもいいなって思ったんだけど・・・これがものすごい部屋。
ベランダはあるものの、「隣の建物の、廊下ビュー」。しかも隣の建物がさえぎっていて、日当たりは皆無。こんなところに泊まる人がいるのか?しかもあの距離・・・。朝食レストランに行くのも汗だくだ。
悪いこといわない。ここに泊まるのならその部屋は避けましょう。値段の都合でその部屋に泊まりたいのなら他のホテルをおすすめします。
さんざん文句書いてますけど・・・ここからは泊まりたくなること請け合い(?)。
この努力を惜しまないものだけが、手に入れられるこの景色をご堪能アレ!
お部屋には広いバルコニーが着いていて、うたた寝しちゃいそうなチェアーも置いてある。昼はきらきらと光る青い海、さわやかな海風、夕方はこの素晴らしい夕日。夕日の名所やビーチにいかなくても、部屋からのサンセットが一番美しいのです。
お部屋はシンプル、イズ、ベストといった感じ。
お風呂はタイのホテルの流行にのっとって、「こんにちはー」ができる窓あり。でもこの部屋は窓を開けると海が見えるので、夕日に染まる海を見ながらバスタイム、というオツなこともできるのがGOODです!バスルームと部屋の間には、なぜこんなことを?と思うようなセメントでつくったソファーがあって(座ると痛い)。ただ暑い国なので、お尻がひんやりで、気持ちよかったりもする。だけど・・・クッションおかないときついかな。幸い、ベッド装飾のクッションはあるのでそれを使う。
そのスペースで、ベランダからテーブル持ってきて、こんな宴をやっちゃってたりね。
あ、ちなみに、この部屋、眺めはシービューだけ、ではありません。工事現場に借り出されるミャンマーの方々のほったて小屋の村が見えます。さながらスラムビュー。
なんだか天国と地獄が共存していてちょっと痛々しいですだ。
→スラムビューも同時に堪能
朝食はプールと海を眺めるレストランで。
味はまあまあ。種類もそこそこ。妙に沢山いる中国系グループがじろじろこちらにガンをとばしたりしてこなければ(いっぱいいるだよ)まあ、いい感じ。
で、ここ、プールがものすごい。プールだけでも全て吹っ飛ばすスペックを持ってるぞ!
プールは2段に別れていて、上部のプールからの眺めがはんぱナイ!海とプールが一体化しているような劇的な眺めで、特にサンセットの時間は、静かに寛ぐ大人が集結。あたしは夕日の時間は、ほぼここで過ごしました。
下段のプールにはプールバー、滝がついているけど、なぜか中国や韓国のマナーをし習い人々が、滝の上によじ登ってボールをぶつけ合ったりして、ものすごい勢いで他の客(あたし含む)に睨まれてからようやく気がついて謝るという光景もあり。わかればいい。どこにいっても気をつけろよ!
一段目のプールの雰囲気↑
景色にあぐらかいている?という言い方になるとあまり言い方じゃないかもしれないけど、この立地に宿泊施設をたてると、不便になっちゃうし、「いいじゃん、その代わりこの景色だよ」というある種のこだわりが感じられ、潔く感じてしまうほど。
景色一番!という人には絶対におすすめしたいですね。
このホテルのいいところ。
1.ロイヤル・シービューの客室からの海景色は、なかなかない素晴らしい眺め。
2. サンセットはどこにも出ず、プールかシービューのお部屋からどうぞ。
3.海を眺めて朝食がとれる
4.サンセット前にハッピーアワーあり。夕日を見ながらドリンクがお得
5.カリムビーチと、パトンビーチを両方楽しめる。もちろん賑やかな町にもすぐ出やすく、静かに、そして楽しくが両方楽しめる立地。
6.日本人皆無
このホテルの悪いところ
1.全てが5階建ての建物にもかかわらずエレベーターが一機もない
2.フロントが無愛想。ただし余裕が出ると親切
3.団体中国人、韓国人、ロシア人多し
4.スパがへぼい
5.2009年、現時点で工事中。トラック通れば砂埃、コンクリートと赤土がむき出しでかなり興ざめする
6.ベランダからスラムチックなバラックの村が見え、ちょっと気がめいる
7.工事の従業員がじろじろ見て恐い。慣れると挨拶してくれるので大丈夫だけど、見すぎなんだよね。アメリカなら訴えられると思う。