パトンビーチのどの位置にも行くのが楽そうな位置にあり、そんなに高くもないのに、なぜか客層がいい Deevana Patong Resort & Spa 。
この時は日本人もいなかったし、欧米人のカップルや家族連れ、韓国人・タイ人ハネムナーが多く、かといって 「パトンパラゴン」 よりはカジュアルな雰囲気の客人が多かったかな。
というのも、このホテル、3つの棟にわかれていて、一つはとてもあたしみたいな庶民に泊れない、しかもなぜか長期の客のみをターゲットにしたヴィラタイプのお部屋と、スパヴィラ、スーペリアガーデンビューバンガローっていうカテゴリーで・・・このスーペリアガーデンビューバンガローって言うのが、 わずか1000バーツ代前半 で、プーケットのちょっときれいなゲストハウスとそんなに変らないわけ。
それなのに、スーペリアガーデンビューバンガローは、文字通り、ものすごいガーデンの前にあるの。
すごいいい環境!スーペリアガーデンビューバンガロー前にもプールがあって・・・まあどのウイングもそのプールも使えるんだけどね・・・それがそのプール。その部屋に宿泊しているであろうカジュアル欧米人がごろごろしていた。
で、その1000バーツ代前半のお部屋が、これ・・・どぉーん!
はい、 長屋です!
これはバンガローというより、慎ましやかに暮らす 普通のタイ人の住んでいる集合住宅と変わらないデザイン なのではないだろうか・・・。
小さい頃住んでいた熊本にもあったよ・・・こんな集合住宅。
いうわけであたくしは断固 長屋ウイング と呼ばせていただく。
長屋ウイングだろうが、どこなんだろうが、チェックインは同じ場所・・・
こーんなに素敵でリゾート感あふれるロビー&フロントで優雅にチェックイン!
チェックイン時のバウチャーチェックもえらくきちんとしています。この時はクリスマスシーズンで●ディ●ニーランドのねずみさんや、あひるさん、くまさんも腰を抜かす・・・わけないけど、なんだか きらきらのイルミネーションで夜が面白かった。
わたくし、長屋ウイングではなく、 スパヴィラ を予約いたしましたの。寺院を思わせる凛とした建物がぐぅ!でございます。
・・・2000バーツ代後半(ちょい3000バーツより)で泊まったくせに、偉そうですね。貧乏なんですね。・・・はい(しょんぼり)。
ところがですのよ、スーペリアにはないはずの プライベートジャグジー がついていまして、思わず「あれ?ここデラックスルームでは?」とベルボーイに言いますと・・・
「アップグレードされたんですよ」 とこそっと返してくれました。
いやーん、さんきゅー!ってか・・・実はジャグジーなんかいらないから、テラスがある1階ってちょっとプライバシーが守られないのがイヤで、2階以上がよくってわざわざ スーペリアを予約したのに(号泣) ・・・。まあ仕方がない。
お部屋は棟で編んだ鏡や畳のような壁紙が涼しげで爽やかなリゾート仕様。
バスルームはもちろんリゾートでもシティでも最近タイの当たり前になりつつある
「こんにちは形式」→・ ・・勝手に命名・・・。
こういうホテルに来るとウエルカムサービスなのか タオルで白鳥とか象とか作って置いといてくれる もんなんだけど、ここのはすごかった。
っていうか シュールというか狂気 というか・・・いや、単に創作イメージと技術が一致しなかったというか。
お前は一体何なのだ?
さりげなく目もついているけど・・・これって! エジプトの壁画に書かれている「宇宙人かもしれない!?」
くらいあやしい。もしかしてここって フリーメーソンとかかわっているとか!?
・・・ 果てしない妄想の世界に旅立ってみる が、よく理解できなかった。・・・。
まあ、それはさておき・・・
シッティングスペースは室内の座布団が置かれたスペースと、バルコニーのイスとテーブル。
で、そのバルコニーの先には1階デラックスルームのお客だけに与えられた贅沢、オープンジャグジーが!
ん?にゃに?
って・・・ネコさんに占領されとるやんけ(驚愕)!?
わー、ねこちゃぁああん! と擦り寄っていきましたところ「ぎゃー!化け物!」と叫びながら(ネコ語で)逃げてしまったので、しょぼん。
で、せっかくのジャグジーだからして飛び込んでみましたところ、これが 氷水 か?っていうくらい水が冷たく太陽の光があたらないせいか、いくら日の高い間でも寒かった。
修行だと思って(なんで?)執念で入っておりましたが、 これは地獄です。
・・・ってことで一度しか入りませんでした。
でもでも、プールアクセスじゃないのに、バルコニーから直接プールに出れるのがうれしかったぞな。
プールは広くて泳ぎがいありあり。一応「スパヴィラ」専用のプールらしいのだが、バックパッカーに毛が生えたような 「長屋ウイング」のファランどもは遠慮というものを知らず、続々とやってきて、我が物顔 だった。
くえっ。
長屋に帰れ(おいおいおい)!
ここ、立地も便利だし、施設やらいろんなものが平均を獲得していて、気軽なのにそこそこリゾートができるといい感じなのですが、一つ飛びぬけて良かったところがあります!
朝食がうまい!種類が多い、手作り感たっぷり。
あまりイモが好きではないあたしですら、 毎日調理法を変えて供されるポテト料理の美味しいこと!
マッシュポテトはバターが濃厚だし、クリーム煮はママの味を思い出すし、 ポテトグラタンやチーズ焼きは朝から赤ワイン!と叫びたくなった くらい。
他の洋・タイのおかずも丁寧に作った感があり、非常に美味しかった。
そして 観光客を思いやってるなあと思ったのは早朝発のお客さんのために、朝の5時から営業 していること。
まだ薄暗いうちから営業していて、もうそのころからおかずは全種類バットにいっぱい盛られていて、タイでありがちな「まだ朝早いからいいや」という抜け目を感じなかった。 シェフのまじめさ、従業員への行き届いた指導を感じました。
そして、このホテルのものすごく嫌なところを一つ書きます。先に書きましたがこのホテル、非常に客層がいいのに、ほんの一部の従業員がガン。
1人は、なぜか日本語ぺらぺら、性格はめちゃくちゃ軽く、でもギャグとか面白いから許しちゃうけど、っていうタイプのお調子者。
元ビーチボーイだったりして。あんまりかかわりたくないタイプだった。
なんか日本人女子っていうだけで、すごーく軽く見てくるので、あたしは苦手。
もう1人は本当にまじで気持ちが悪くて、「恋人はいますか?」「お名前は?」「僕付き合いたい」とべたべたよってくる、本当にくびにしてほしい奴。ストーカーレベルに付きまとわれて、ほんっとにうざかった。
こっちは金払って泊ってんのに、なんでこんな不愉快な思いしなきゃいけないんだと、腹が立ったんでもう目が合っても完全無視。挨拶も返してやらなかった。
客なのに馬鹿にしてるのかいな。仕事は仕事、それくらいわかりなさい!
他の従業員がごく普通に仕事していただけに(すごく仕事ができるわけじゃないけど)、ほんの1部の人間のためにホテル全体が低く評価されることなど、彼は意識もしていないだろう。まったく。
タイ人ってあまり「企業の看板しょってる」って思わないよね。タイは好きだし、タイ人もいいところたくさんあるし、大好きだけど、仕事に関しては非常にまじめなあたし(これはまじ)は、このへんだけはタイ人と合わないなあ、と思う。
遊び場じゃないんだぞ!ここは!
ちなみにこの時には クリスマスシーズンなのに2800バーツでスパヴィラに泊れたってことは、非常に良心的 なホテル。
「軽い従業員?そんなのいいさー」 という心の広い人や、 ゴルゴ13レベルに冷徹に接し、背後に立たれただけで「あたしの後ろに立つんじゃねえ!」と言い放つ か、完全に無視するか「軽く見てるんじゃないわよ」と諭してあげられる人、 「オレの女に何のようだ!?あああん?」と、ぶっとばしてくれるような、つよーいダーリン のいる方はモンダイナイと思うし・・・。
あ、ここまで 見境なく馬鹿な奴だと、さすがにとっくの昔にクレームつけられている場合もあって、くびになってるかも しれないので、まあ、また泊ってもいいかも。
このホテルのいいところ
1.朝食の種類の多さ、質、かなり上位!
2.客層がいい!
3.立地もいい!
4.とってもリゾーティーだけど、そんなに高くない
5.どれをとっても平均以上
このホテルの悪いところ。
1.約2名の従業員
悪いところは一つしかないけど、この悪いところがとっても不愉快だったので、もっと問題があったホテルより、あたしランクは下になってしまって残念。