元気力UP!

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2010年08月11日
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カテゴリ: 人類
理研ニュースの8月号に
発生・再生科学総合研究センター 電子顕微鏡解析室 米村室長の話で印象的な話がありました。

細胞は引っ張られたら、引っ張り返す

 上皮細胞はシート状に並んで 皮膚 や消化管の表面を形成し、外界と生体内を区切る重要な役目を担う細胞です。そして、隣り合う上皮細胞同士は“接着装置”によってくっついています。
この接着装置の中心をなしているのがカドヘリンというタンパク質です。
カドヘリンは 細胞膜 を貫通しており、一方の端は細胞表面に、もう一方の端は細胞内に突き出ています。
細胞内の端には、βカテニンとαカテニンが結合しています。

 「カドヘリンは隣の細胞のカドヘリンと接着しているので、隣の細胞はその力により引っ張られます。
しかし、引っ張られたままでは隣の細胞は変形してしまいます。
バランスを取るためには、引っ張り返す必要があります。
強く引っ張られたときは強く引っ張り返し、弱く引っ張られたときは弱く引っ張る。
そういう仕組みがあるはずだと考え、調べてきたとのことです。
そして最近、ついにその仕組みの解明に成功したのです。
αカテニンは折れ曲がった構造をしており、隣の細胞から引っ張られると、折れ曲がっていた部分が伸びる。
すると、αカテニンにビンキュリンという分子が結合する。
そのビンキュリンにさらにアクチン繊維が結合するため、接着装置が強化される。
つまり、引っ張り返す力が生まれるます。
引っ張られる力が弱くなると、助っ人は必要がなくなるのでαカテニンは再び折れ曲がり、ビンキュリンとアクチン繊維が接着装置から外れてもとの状態に戻る。



なお、アクチンとミオシンは 筋肉 繊維を構成するタンパクで、ミオシンがアクチンの繊維を引っ張り込むことで筋肉が収縮します。
こっちの機能のほうがよく知られています。





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Last updated  2010年08月11日 13時52分35秒
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