GONねえさんの部屋

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中庸でありたい

平成16年2月25日(水)

こんにちは。
水曜担当の「GONねえさん」です。
(今週は1日遅れの配信です。m(__)m)


この北国でも、春のような日が続いています。
そういえば、もうすぐ3月なんですものね。
早いですね~。


実は私は、こう見えても(見えてないって(^^;)、
学生時代に4年間、空手をやっていました(一応黒帯♪)。

社会人になってからも、ある武術を8年ほど続けていました。
(↑決して武道オタクというわけではありません~)

今日は、稽古をしていた当時、いろいろと感じたことについて、
書かせていただきますね。


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             中庸でありたい

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学生時代のハードな稽古に懲りていた私は、社会人になった時、
気軽に楽しくできる運動を探していた。

そのとき目にとまったのが、ある武器術の講習会の案内。

また、武術か~~~~。

と思ったが、自宅から近かったこともあり、夫婦で出かけてみた。


優しそうな師範は、私の動きを一目見て、

「ああ、あなたは空手をやっていたでしょう。」

と、前歴をやすやすと見破り、驚く私におかまいなく、

「その人の動きを見れば、以前何をやっていたか、だいたい分かりますよ。」

とおっしゃった。

へ~っ、そういうものなのか、おみそれしました~。

というわけで、それ以来、稽古を始めることになった。


一緒に始めたメンバーの中には、居合い・合気道・拳法・空手など、
いろいろの武道を渡り歩いているような面々が、けっこう混じっていた。

彼らは、他で稽古を積んでいる分、覚えが早く、進みも早い。
非常に熱心で、いつも師範に積極的に質問をしていた。

こういう人たちが、次の世代を引き継ぐんだろうな…。


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しかし、状況は少しずつ変わっていった。

稽古を始めて何年かすると、誰にでも「停滞期」というものが訪れる。

おもしろいことに

●初めのダッシュが早く、稽古に対して思い入れの強い人

ほど、停滞期に入ってしばらくすると、最初の情熱はどこへやら、
やや尻切れトンボ気味に、稽古をやめていくケースが多かった。

それとは対照的に、

●まったく武道の経験のない、健康志向で始めたサラリーマン

などが、意外に(失礼(^^))しぶとく、謙虚に自分と向かい合い、
何とか壁を越えようともがき続けていた。


これは何も、武術に限ったことではないと思うが、
「思い」が強くなりすぎると、どうしても他のものが
見えにくくなってしまう傾向があるんじゃないだろうか。

その結果、少しずつズレが生じてしまう。

そして「こんなはずではなかった」ということになる…。


稽古していた8年間で、いろいろな人たちの流転を間近に見てきた。

その中で、私なりに学んだことは、
「何事も、片寄らず・行き過ぎず」ということが非常に大切、
ということだった。

なかなかそのバランス取りが、難しいところだが、
楽しい人生を送るためには、とても大事なことかもしれないと
感じたものだ。


まあ実際、私がそれを実践できているかどうかは、
別の話であるけれど…(^^;


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●あとがき

当時の私は、力まず、ひたすらマイペースに稽古してました~。

もともと、強くなりたいとか、武術を極めたいなどとは、
思っていなかったし…。

ただ師範の美しい動きに憧れ、少しでも近づきたいと思って、
努力していたような気がします。

そういえば、空手の時の変なクセが抜けるまで、けっこう時間が
かかったような覚えがありますね~。

このクセというのも、間違った思い込みの結果、
付いてしまうことが多いんですよね。

常に素直に、謙虚に…。

なかなか難しいことです(笑)。



では、また来週もよろしくお願いします♪



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