オイオイ、前作はどうしたの?ついにサッチモ路線?と思ってしまったSmooth- Jazz Funkの巨星Rick Braunが彼の得意とするフィールドに帰ってきた。こうじゃなくっちゃねえ。曲目は以下の通り。
01. Can You Feel It 02. Back To Back 03. Take Me To the River 04. Mallorca 05. Get Up and Dance 06. Another Kind of Blue 07. Delta 08. Silk
10. Dream 11. Dr. Funkenstein
ちょっとスノービーなファンキーさが「この少し隠った音のトランペッター」の特色だと思う。前作のクリスマスアルバムとその前ではあまり感じられなかった。だが、今作ではどうだろう1曲目から「Welcomeback Rick! This is your world!」だと感じました。円熟のファンキーさが随所に感じられ、Vocal Tuneの3曲目でボルテージは頂点になってしまった。4曲目からは少し落ち着いた得意とするファンキーメロウな曲を始める。Euge Grooveとの掛け合いが絶妙な5曲目はRickも聴かせ所を要所に置いている印象。メロウとファンキーで交互にキメる6曲目から9曲目の流れははまりそうな心地よさがある。ちなみに6曲目はMiles作のものではなくPhilippe Saisse作によるオリジナル。ブラジリアンのスパイスをきかせたなかなか良いトラック。ダンサブルな9曲目は体を揺らすこと請け合い?!あ、それは僕だけかなあ。スノービーなファンキーさムンムンな10曲目が僕のベストトラック。ファンキーなんだけどクールに聞かせるRickがとても良い。最後はファンキーチューンなRick,EugeとBrandon Fieldsのホーン隊が聞かせる曲で閉める。