PR
カレンダー
先日、御所坊のどこが好きですかというご質問を頂き驚きました。というのも、この 質問は、いつも私がお客様にする質問だからです。あなたが御所坊のどこが好きかもお聞きしたいと思っています。
ともかく、私 が御所坊についてどう感じるかを纏めてみます。

私がどう感じるかについて考えるには、最初に有馬、御所坊に来た時のことを思い出さないといけません。時間がたつのは早いも のです。12年後には、御所坊の一員になってしまいました。
夏のその日、かずしげ(今は私の夫ですが)に誘われて、有馬温泉 の夏祭りに参加しました。そこでまくら投げゲームをして、啓修さん(今の義理のお父さんです)に失敗して当ててしまいまし た。とてもおかしな縁ですね。めぐりあわせとは不思議なものです。だから私の有馬温泉、御所坊の第一印象は、「純粋」で「良 い感じ」の人たちです。美しくも、自然なつながりを感じました。今でもそれを感じています。
御所坊の何が好きか?それは、単 に木造の建物や歴史、素晴らしい場所や人々、暖かいスタッフ、絶品お食事にほかほかの温泉等、そういったものではありませ ん。私にとって、それは、御所坊が鎌倉時代に生まれてからの、全ての歩みの中に込められたメッセージであろうと思います。
何度か素晴らしい旅館を訪ねる機会がありました。良い旅館はたくさんありました。しかし、本当の御所坊の美しさは、16代続 いている金井家の思いの中に隠れているのではないかと思います。
おもてなしの心は、確実にこの家族のDNAに受け継がれてい ます。この家族の血に流れる懐の深さや強い意志が、御所坊の美しさの源ではないかと思います。
御所坊は旅館業の枠を超え、より深い目的を追求している点を素晴らしく思います。その目的は、かつて言われたように「湯主」 として、神聖な有馬の湯を守ることのようにも思えます。
私はいつもは御所坊の小さなオフィスで仕事をしてます。とてもリラックスできるので、時々、御所坊のサロンでも仕事をしま す。時には、温泉に入ったり、部屋に泊まったりもします。
宿泊者の視点からいえば、御所坊には、ある種の複雑性があると思い ます。一つの面から語ることはできません。新旧の調和、東西の調和、暖かさと冷たさの調和等々、私は御所坊のこれらの調和が好きです。
自然が複雑で不完全で、常に揺れ 動くように、御所坊もこういった要素を持っていると思います。
単に、季節の美しさをまねたり、流行のミニマリストを演出した りするということでは無いように思います。御所坊には調和と主張があります。主張とは、本当の自分らしさを表現することで す。
有馬温泉 御所坊の節分と鬼門避け 2014.01.05
“湯”という言葉は世界に存在しない・・・… 2013.01.03
京都三条 たる源の『湯豆腐桶』 対 九… 2012.08.15