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2015年08月25日

和歌山ラーメンは、主に和歌山県北部で、専門店や大衆食堂で出されるご当地ラーメンである。店では「中華そば」、略して「中華」と呼ぶのが一般的。和歌山市では、戦前からラーメンが食べられていたと言われ、戦後は、屋台のラーメン屋が多数軒を連ねていた。これは和歌山が湯浅などの醤油産地に近いため県民が醤油の味に慣れ親しんでおり、また隣県などからスープの材料となる豚骨や鶏がら、魚介類などを仕入れやすかったためと言われている。この「和歌山ラーメン」という呼び方が使われるようになったのは1990年代後半からで、東京に出店した「まっち棒」が初めて和歌山ラーメンという名前を使ったのが始まりである。
麺はストレートの細麺が一般的。色は黄色。具は、チャーシュー、メンマ、刻んだ青ネギなどのほかに、蒲鉾、またはかまぼこ型にナルト模様が入った「千代巻」が入る。胡椒は、既に入っている店が多く、海南市の「丸金」などのように、山盛りに振り掛けられている店もある。和歌山ラーメンには大きく分けて、「醤油ベースの豚骨醤油味」と「豚骨ベースの豚骨醤油味」の2つの系統がある。
こちらは、あの井出商店のラーメン。