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聞いてしまいました。私が病棟を担当している職場Bで、SLPの一人が辞める予定らしいです。先週の金曜日にPTさんが「ヒカルってパートタイムだっけ?」と聞くので私「そうですよ」PTさん「フルタイムに興味ある?」私「機会があれば興味あるかなー」PTさん「じゃあケイティのポジション取る?ケイティ辞めるんでしょ?」( ゚д゚)ポカーン私「。。。ハアアアア?!エエエエ?エ?ケイティ?エエエエ?!」PTさん(あっしまった。。。)私「。。。。。」PTさん「。。。。。」私「。。。ケイティから言うまで何も言わないでおきますね」PTさん「ありがとう」この病院の病棟担当SLPは2.5人(0.5は私)。2.5人でERとICUを含む病棟全部に行っています。1人は妊娠しているのでそのうち産・育休に入る予定です。この人は働くのがすでにきつくなってきていて、機嫌も悪いし私にいろんな負担がかかっているのにこの状態でもう1人がやめたらさらに負担がかかりそう。うわー。。。その人の代わりを雇わないといけないし、産・育休に入る人の代わりも雇わないといけないし。代わりの人達が慣れるまで私が古株?PPL(ボス)は誰がするんだろう?★私はケイティのポジションには応募しないと思います。ケイティが担当しているのは、Sub-acuteと呼ばれる少し落ち着いた患者さんが行く病棟だけど私は急性期でもっと勉強したいからです。産・育休に入る同僚のポジションを取れば、1年後はまた職探しでめんどうくさいし。フルタイムになれば生活がシンプルになって楽だと思うし、この病院はみんなフレンドリーで、いい放射線科医さん達に恵まれて(←重要)他のティーチング病院より人間らしい雰囲気が大好きです。今担当している病棟が好きなので今のポジションがフルタイムになればすぐ応募するんだけどな。。。選り好みできる立場じゃないんですけどね。
2007.02.25
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お隣の家が売りに出されました。その家は1年前にも売りに出されていて、夫が一目惚れをしたのでものすごく欲しかったんだけど私達のオファーは通らなかったという、私達には少しいわくつきの家です。それがひどいんですよー。通ったオファーは私達のオファーより10万円だけ高いものでした。その通ったオファーをしたのは、なんとその家を売る依頼を受けていた不動産エージェント。こんなんできるんですか?売り側のエージェントなら、他のオファーを見てからそれより少しだけいい条件のオファーを出せるわけだし、そもそもオーナーを説得して売り出し価格を低くすることもできるわけだし。こんなことが合法だなんて驚きです。(゜ロ゜)そういうわけで、お隣さんが私達より後に引越して来た時も「ふ~ん」という目で見てました。道を挟んでのお隣さんだし、その家はがっちり垣根で囲まれているので結局その人達を見たことはありません。それが引越して7ヵ月後の売り出し?何かトラブルがあったのかな?と思って私達の不動産エージェントさんに聞いてみると、その家はその人達が買った価格より900万円高く売られているそうです。インターネットでその家の内装を見ると、雑誌に出てくるようなセンスのいい内装になっていました。古い家を買って改築・改装して高く売る商売の人達だったらしいです。その値段で家が売れれば、400万円改築にかけたとしても500万円の利益ですね。そういうビジネス自体はいいと思うけど、不動産エージェントがするのってconflict of interest(利益相反)じゃないのかなー。ある意味見事。。。(家が売れたらだけど)
2007.02.28
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今のところ私が特別興味を持っている分野は失語症、音声障害、それからAACです。AACはAugmentative and Alternative Communication(拡大・代替コミュニケーション)の略。私達の大多数は基本的に話すことでコミュニケーションをしています。でも自分の声が相手に届かないようなうるさい場所にいる時、表情を大げさにしたりジェスチャーをいつもより多く使ったりして、いつものコミュニケーション方法を「代替」したり「拡大」したりします。話すこと、以外の方法を使ってコミュニケーション能力を最大にあげること。これがAACの目的です。話すことに重度の障害がある人に効果的だったりします。AACにはローテクとハイテクがあり、ローテクの例はアルファベットボードを含むコミュニケーションボードなど。 ハイテクの例はタイプ型、タッチスクリーン型、電動式人工咽頭など。一年前くらいだったかな、ある日私達はそれぞれ「これが今日の君のミッションだ。グッドラック(´∀`)」とAACの道具一つと封筒を手渡されました。封筒の中には地図と簡単なアルファベッドボードと「ヒカルのミッション:この住所のこの人に会ってインタビューをしてくること。学校を出て帰ってくるまで一切声を出してはならず、AACでコミュニケーションをとること」と書いた紙が。お、おもしろそう…でも知らない人とAACで話をするのはちょっとコワー…私が渡されたのは写真左端のタイプ式コンピューター。電動式人工咽頭とかでなくて助かったと思いました。以前試した時に使いこなせなかったので。アポイントメント前に近くのコーヒーショップで必死で使い方を覚えました。文章をタイプして相手に読んでもらいます。読み上げ機能はなし。「Thank you」や「Nice to meet you」のような絶対使うフレーズを登録しました。生徒の相手に選ばれた人々は大学で働いている人達のご近所さんや知り合いで、SLPには全く関係ない人達だったそうです。過去には市長も協力してくれたことがあるとか。その人々はこれが大学の課題だと知っていますが、他の人々は全く知りません。私が指定の住所に行くとイタリアの輸入会社でした。受付の人に、スクリーンの「こんにちは。○○さんと2時にアポがあります」という文章を指差してにっこり笑うと、受付の人の態度がかすかに変わるのが分かりました。他のたくさんのクラスメートも言ってたことですが、一瞬けげんな顔になり、次に目にかすかに憐みの色が入り、変にやさしくなるのです。「あっ障害があるのね。かわいそうな人なのね」みたいな。ちょっとひきました。私もこんな目をしたりするのかな、と思いました。当人に会うとちょっと緊張気味。私も緊張気味。受付で会ってオフィスまで案内してくれる間普通は天気の話などするんだけど、歩きながらタイプするわけにいかないので沈黙です。ちょっと気まずい。挨拶をした後、私は必死で機械を操作してインタビューし、また受付の人の過剰な笑顔に見送られてその会社を出たのでした。長くなってきたからつづく。この後みんなでお互いの体験を話し合って、それぞれのAACの道具に対する印象が変わりました。クラスメートがした体験でびっくりするようなこともあったし、私の相手をしてくれた人は教授に感想メールを送ってくれたりして為になりました。将来自分のクライアントにAACを薦めたり、AACの方法を選ぶ時に参考になると思います。その日は他のこともやらされたのですが、それはまた別の話…(笑)
2005.04.10
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二人のクラスメートから聞いた(1)に関する体験談が特に印象に残っています。どちらも私のようにタイプ型コンピューターを持っていました。クラスメート1: 受付に行きアポがある事をコンピューターを使って伝えた。二人のうち一人がアポ相手のオフィスに電話をした後「すぐ来ます」とジェスチャーつきで言ったのでにっこりして待っていた。そうしたらその受付の二人が目の前で話し始めたそうです。「彼女耳が聞こえないね」「私もそう思った」「人工内耳手術ってあるよね。どうしてしなかったのかなぁ?」など。相手の目の前でそういう話をすることと、話さないというだけで耳が聞こえないと思ったということが私には衝撃でした。クラスメート2: 指定のアドレスにあるビルに入るとそこは小部屋で、どこからか「氏名と用件を言ってください」というアナウンスがあった(どんな場所に行ったんだろう…^_^;)しょうがないので紙にアポ相手の名前を書いて、どこにカメラがあるか分からなかったので四方八方に見せていたら「名前、を、言って、ください」「そんなことしなくていいです。あなたがしないといけないのは、名前、を言うことです」など延々と言われたらしい(あとで「話せないとは思わなかった」と平謝りされたそうです)。うわー…でもこれが日常、という人がたくさんいるんですね…★★★私たちが持たされたAACの道具(ハイテク)には、大きく分けてコンピューター型と電動型人工咽頭がありました。二つを比べると、コンピューター型の方が見た目が自然だし、一旦タイプするとメッセージもはっきり見えるのでとっつきやすそうに見えるような気がします。でも実際使ってみると、タイプするたび会話が途切れるので、相手が会話する気まんまんじゃなければ「自然な会話」は難しいかなと思いました。相手が話している間にタイプしておこうと思っても、話している相手の目を見ずにタイプするのは失礼なように感じてできませんでした。一方電動型人工咽頭は、見た目が特殊と言えるし、使う方も聞く方もある程度慣れないと難しいんじゃないかと思います。ボリューム調節がないと図書館なんかでは使いにくいんじゃないかな。でも使った人達に聞くと、一旦自分も相手も慣れるとあとは全く普通の会話ができて冗談なんかもいい放題だったとか。ちなみに電動型人工咽頭を使うと、音の高低がないフラットな話し方になります。デンマーク語(たぶん)のサンプルですが興味がある方はどうぞ(一番上です)。 http://www.dlfl.dk/2b2.html4つのサンプルのうち、一番下は食道発声のサンプルです。上手ですねー。バリアフリーとかよく聞きますが、聞こえなかったり話すのが難しかったりするような目に見えない障害に対してはまだまだ鈍感な社会なのかな、と思ったりした一日でした。
2005.04.12
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