松下一郎のグリーンブレーカーズ

松下一郎のグリーンブレーカーズ

2010.01.25
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 想像で話を展開する部分が多いにも関わらず、
 断定する表現が多く
 有機野菜が危ない!じゃあ何食べれば良いの?
 化成肥料と化学合成農薬をかけた野菜が安全なの??
 と聞きたくなるような内容でした。


という『本当は危ない有機野菜』についての、マロンさんからの疑問点を
いただきました。本を執筆するにあたり、想像で書いているのではなく、
当然のことながら、新聞報道や研究資料を基にしている点につきましては

 MENIMOサンの疑問点について は、 こちら  。
 菜の花園さんの疑問点について は、 こちら  。


料といたしまして、東京農業大学・富山先生の「 無農薬だから安心は本当
」、そして東京都健康安全研究センター公開セミナーの本山さまの
寄生虫の問題を扱った「 寄生虫の復活を心配して 」、加えて果実上に産
出するカビ毒の危険性をあつかった例として、最近よく 自然農法が話題
とされることの多いリンゴ
、その リンゴの果実上で生成される「カビ毒
に ついての農研機構の調査研究報告
」、 わかりやすい資料として十勝
家畜改良普及所の 家畜飼料のカビについての資料 などをを提示してみま
した。

こういった資料だけを羅列した本であれば、執筆するのはある意味簡単

という欠点が伴います。
しかし、今回こういったマロンさまの質問をいただくことによって、
改めてブログの形で提示させていただけるということのは、非常にあり
がたいことだと考えております。

最後に、「 泥付き野菜は新鮮で安全だと思っていたがボツリヌス菌のこ
とを聞いて間違いだと気付いた」という消費者の声

からはじまる鹿児島大学の岡本先生の『
問題である。安全性は科学的知見に基づかなくてはならない
』とい
う講演から、印象的なお話をご紹介して今回のご報告を終了したいと思
います。以下は引用・・・

『ボツリヌス毒は「失楽園」で有名になった青酸カリの1億倍強毒であ
 る。1トンの青酸カリと10mgのボツリヌス毒が同等であり、青酸カリ
 の管理よりもボツリヌス毒の管理に1億倍の注意を払う必要がある。
 青酸は未熟な梅や杏などに青酸配糖体として存在し、昔から未熟な
 果実を食べてはならないと教えられてきた。当然のことながら、熟
 しても完全に消失している訳でなく、微量の青酸が残っている。し
 かしながら、微量の青酸は漢方薬のキョウニン(杏仁)にも含まれ
 ており、 薬は毒と同じである。
 治療効果を発揮するか健康障害を起こすかは量の問題であって、健
 康に良いものと悪いものがある訳ではない。


以上ご報告でした。〔のこす〕



↓ 農業、それは太古の昔からの、知恵と技術の集大成です。

夢で終らせない農業起業 」「 本当は危ない有機野菜








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Last updated  2010.02.09 22:48:16


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