松下一郎のグリーンブレーカーズ

松下一郎のグリーンブレーカーズ

2022.05.24
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早期水稲は 中干しの時期にはいります。

いるかんじのイネの生育でした。が、連休すぎからの雨天曇天が続いて
いる影響で、葉が伸び気味となって垂れ込んできた田んぼが多くなって
きているかんじがします。       と、いうことで恒例の中干し。 
天気が晴れぬままに梅雨にはいることも予想されますので、とくに地力
のある水田などでは 早めに実施されるとよいでしょう。以下は その
中干しについての定番の溝切りの回の再掲載です。ご参考に。



『イネつくりといえば みすみはんさく。』

身体づくりにおわ
れていたイネの生長が、実をつくる生長に切り替えられていく
時期
なんですよ。 田植してひと月後の話しは  こちら

4月1日前後に田植したイネでは 〕そんな季節のはじまりです。

そして イネの生育の転換期を助けるのが、田んぼの水管理 です。この
時期に、“ためっぱなし”であった田の水も、抜いてしっかり干すんです。

これを 「中干し」といいます。

このような管理をするのには、もちろん理由があります。

 ■ 土中の有機物の分解に伴い発生する硫化水素やメタンガス を抜く
 ■ 遅れて発生しようとする、イネの生長〔分けつ〕をおさえる
 ■ イネミズゾウムシ・シャンボタニシなどの水棲害虫の駆除
 ■ 田の表面を硬くしていくことで、来るべきイネ刈りをやりやすくなる


といったところ。

そうそう、田んぼが見られる環境にお住まいで、田を見る機会がある

無を観察されてください。面白いものですよ。

あ、そして タイトルの “みすみはんさく” さんです。

 三角半作さん? 水見範作さん?

じつはこの方、日本のイネつくりコンクールで、長年にわたって優勝
してこられた方なんです・・・なんていったら信用していただけるか
イネつくりに関する格言 です。

正確には 「水見半作」となります。これは

水の管理は、稲つくりの半分を占めるほど大切な作業である 
という意味なんですね。。頼りになるんですよね、みずみはんさく/笑。

土の栄養状態や病害虫のことばかり、あるいは大型機械での大規模
農業が注目されがちなイネつくりですが、じつは イネつくりには、田
んぼという生育環境をコントロールするための〔 ある意味ローテクと
もいえる
水管理技術も必要不可欠 です・・・ということですね。


 中干しの時期の。田の ライムグリーン色のなかにたたずむ のは、
  凄く気持ちがいいんです。そう、これすなわち アマガエル気分  /笑。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「 夢で終らせない農業起業 」「  本当は危ない有機野菜」





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Last updated  2022.05.24 16:31:48


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