松下一郎のグリーンブレーカーズ

松下一郎のグリーンブレーカーズ

2023.08.01
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カテゴリ: カテゴリ未分類
お互いの生育を助けるコンパニオン植物。。

による被害ですよね。そこでなるべく薬をつかわずに栽培する
方法のご紹介です。ぜったいにこない・・というのは不可能な
のですが、一緒に植えることである程度虫をよせつけない作用
があったり、お互いの成長を促進しあう作用をもった植物の組
み合わせがあったりするといわれるものにコンパニオン植物と
というものがあります。

今回はそんなコンパニオン植物のはなしなのですが、そのよう
な植物の組み合わせのなかで、とくにハーブを利用した栽培例


マリーゴールドとダイコン・トマト ・・・センチュウの防除
ミントとトマト・キャベツ ・・・生長促進・虫除け
チャイブとキュウリ・トマト・カボチャ・ピーマン ・・・つるわれ病防除
バジルとブロッコリー・コーン・トマト・・病害虫の減少
カモミールとタマネギ ・・・病害虫防除
ボリジとイチゴ ・・・ミツバチの来訪多・受粉を助ける
タイムとズッキーニ ・・・ミツバチの来訪多・受粉を助ける
ローズマリーとニンジン・キャベツ ・・・土着菌が増える

などなどがあります。さらに害虫を避けるということになれば

ミントとキャベツ・ブロッコリー・カリフラワーのケース や
ナスタチュームとキャベツ・ピーマン・キュウリ・ナスなどが


こういった事例のなかで、もっとも古くから知られていてかつ
古くから行なわれている事例として、しかも私自身も実際に生
産現場で見聞きしてきたのがマリーゴールドによるセンチュウ
防除です。どうにもマリーゴールドの匂いをセンチュウが嫌う
というのが、その原理らしいのです。そういった忌避作用とい

地帯である南九州においてはマリーゴールドよりもソルゴーが
利用されることがおおくなったというのが現状といったところ
でしょうか[大きく育つソルゴーは植物質繊維の補給にも利用
できますし]。

さてそんな良いことづくめの観があるコンパニオン植物ですが、
よくよくかんがえてみれば、大量生産・大量消費が行なわれる
前の、全国規模の流通網や大型機械を使った耕地整理も万全に
整えられてなかった時代の日本の農業では「 畑のパッチワーク
といわれるほどに、いろいろな植物がいろいろな作型で栽培さ
れていたということで、自然なかたちでのにコンパニオン植物
の組み合わせができあがっていたのかもなあと想像したりもし
ます。

ということで・・・

かぎられた広さの土地でおこなう家庭菜園や野菜やお花のプラ
ンター栽培では、どうしても作る作物の種類が限定されてしま
いますし、栽培土を休ませることもありません。むしろ実際の
農業における田畑の場合よりもずっと土を酷使しているわけで
すよ。そういうことでどうしても特定の土の養分が偏ったり不
足しがちになりますし、加えて土に存在する微生物の種類と量
も限られてくるようにみうけられます。
したがってそのひとつの対策法として、植物を混植して植物間
の天然化学物質の相互作用を利用する[といわれている]コンパ
ニオン植物を植えるのは、微生物の面から考えてもとてもいい
ことだと思います。

いじょう・・今回は、野菜の外観を気にせず・時間に余裕があ
り・栽培を楽しみたい方向けに、コンパニオン植物のご紹介で
した。ちなみにわたくしは、ハーブやラベンダーの栽培に利用
している土のセンチュウ対策にミントをつかったりしているの
です[そしてそのミントにアブラムシがくるのには閉口してたり
苦笑]。


 ちなみに実際のハウストマト栽培農業現場で行なわれて
  いるウイルス病を媒介するコナジラミ対策のネットの網
  目は・なんと0.6~0.4ミリのもの。お宅の網戸のネット
  をご覧になれば、それ
がよくわかります。そう、それは風を通さないほ
  どの細かさなのです。それでも防げなかったりするのです
  から虫害病害というものはかくも侮りがたし・・ですよ、
  ほとほと。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 夢で終らせない農業起業 」「  本当は危ない有機野菜 


のの





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Last updated  2023.08.01 10:15:12


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