ら組三番町大安売屋碧眼の魔術士

2005年05月06日
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現実逃避の日記なのか、もしくは廃人暮らしの記録であるのか。


それはどこにでもある。


かつて、抱腹絶倒な戦史を書く戦史編纂作家と話し込んだ際、
同じことを考えて、同じことをしていることに気がついた。


自分もその人も必ず匿名で、この大陸を題材とする全ての戦史を読んでいる。


楽天に戦史編纂の編纂の場を持つものは、自らの編集場に入ったままだと、
同じ楽天の戦史を回る際、そこに足跡を残すことになる。

あえてその足跡をつけないように退出して歩くのは、ここに誘導しないためもあるが、
一活字中毒者として多様な価値観を楽しみたいという大きな理由がある。


講習会で【CS】絶氏に「過激な発言はお控えください(笑)」と注意された面々・・・orz


そんな巡回の中で、新たな編纂作家を見出すのはとても楽しいし、
この所では、卓越した新進作家を何人も発見した。

いいなぁ、そう思った戦史は先ずはブラウザのお気に入りにいれる。
そこに入るのは、特に最近では「え組」の人が増えているだろうか。


自分の場合は、そしてしばらくの間それをじっと物陰から閲覧し続け、
1分でも早く新作を読みたいと思う欲求が強くなると、楽天の日記リンクに移動。

そこらでようやく素性を明かしてみたりもする。


冒頭にあげた友人の作家とお気に入りになる基準などを話していたら、
やはりこの辺りもかなり近いものがあった。

実に消去法で考えていく。

何よりも、ただだらだと日々あったことを書くだけのものは選外。

その日にどんな出来事があって、どんな部分をどう切り取っているか。
それをどう感じ、読む人にどう伝えようか考えているかを見てしまう。


プラネタさんのトトカルチョイベントで90Mちょい獲得。イベント資金にしますねb


独自の表現スタイルや文体、決まりごとをどう作ろうとしているか。

どれだけ伝えたいことを主題として際立たせ、自らの個性を立てているか。


その辺りを中心に読み込んでしまう。


そして、大切なのが「ネタ」をつかむ目の有無だ。

よく「書くネタがない」「何もなかった」と書く人がいるが、それは論外中の論外。
それを書くぐらいなら、日記書きなどしない方がいいとさえ思う。


それは自ら作るものであり、自ら見出すものに他ならない。

ネタがないとか、何もなかったと書くことは、
何かを作り出す力も何かを見出す力もない無能だと自ら言っているに等しい。

何気ない日常の中であったことを拾い上げ、じっくりと眺めてみる。
角度を変えてみたり、透かしてみたりと見方を変えれば、自ずと変わっていくものだ。


トトカルチョ後、会場内外で困ったオクチャが横行するのは仕様です


別にネタは空から降ってくるわけじゃない。
はっとした一瞬をどれだけ上手に切り取り、掘り下げていけるかで生まれてくる。


例えに出すには恐縮なのだが、先日開かれたこ組のネタ企画のイベントにしても、
「マイレージプレゼント」に関心を持って拾い上げ、掘り下げた結果がネタになった。


何かがあった。どう使えるだろう、どう楽しめるだろう。
考え込んでこそ、何かが生まれてくる。

そして新たに生まれたものにこそ読み手は惹かれる。

見つけた何かを伝えたい、自分の言葉で書き記したい、
そんな個性ある思いが溢れるものに惹かれるのと同じだ。


ただ日常のことをつらつらと書き記してあったとしても、
それと同じ体験なら誰だってしているものだ。

読み手としては、戦史を通してその人だけの思いを追体験し、
共感や共有の時間を新たに見出すのが楽しいのだと思う。


どうせと思ってしまう時点で負けだorz


連休中の初心者講習会に何度か参加したが、戦史編纂作家が多く見物に来ていた。

ネタを拾いに来ているわけじゃない。
自らがネタとなって、自らネタを振りまいているのに思わず苦笑した。


ネタを探求するうちに、存在自体がネタと化していくらしい。


まぁ、今を楽しむ他にないわけだ。







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最終更新日  2005年05月07日 08時16分07秒
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