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ヒーターが6.3V、1.2A。6L6などの2倍近くある幅広のカソード。 欧州管みたいだ。ALTEC 1570Bアンプでは終段811Aにパワーと+4V弱のバイアス、グリッド電流の供給役。形状は至って簡素。見ばえのする球ではない。左RAYTHEON(SYLVANIA製と思われる)、右GE15年程前だろうか、今はもう閉鎖されてしまい閲覧できないが、カソードチョークドライブを熱心に試みておられる方のHPがあった。その方のHPの影響でカソード・チョークを試していた時期があり、十数種のドライブ管を試した。ドライブ管としてEL34が最も使いやすく音も良いという所感。ブランドを問わなければ豊富にある。その中でALTEC が採用しているのだから悪くはないだろう と思い6W6も使ってみた。組み合わせる出力管によっては6W6の方が EL34を上回る音が出てくる。カソフォロのドライブ管としてなら名球EL34と互角の勝負になるようだ。幅広のカソードとヒーター電力のおかげかな?と思ったが、そう単純なものでもないのだろう。(追及はしておりません) (あくまで個人の感想です)
2023.04.07
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自作アンプの筐体は、もっぱらタカチ電機のOSシリーズとWOシリーズを使っている。各面、個別部品になっているので加工しやすい。代理店に注文しても必ずメーカーから直送してくる。このシリーズは部品点数が多くサイズ設定が細かい。注文内容によって在庫部品を組み合わせて梱包し、発送しているのだろう。 (写真:タカチ電機HPより)アンプを作製する場合、上図①②③の部品に加工することが多い。出来が悪かったり、あきてしまってリニューアルする場合、①②③を交換すれば他の部品の再利用が可能で経済的だ。このケースは高価である。だが、タカチ電機では、この部分の交換部品をカタログラインナップしていない。バラ売りなどしていたら各部品の在庫計画と生産計画のバランスが、おかしな事になるのかもしれない。アルマイトでヘアーライン加工されたA1050Pアルミ板は、タカチ電機のカタログにはある。これを購入してもシャーリングマシンなど所有していないし、所有する知人もいないので手に余る。楽天に「Shop O・S」さんという金属板専門のお店がある。自宅でパンを焼く趣味を持つ方々に人気がある様子。購入した金属板を無料カットしてくれるのがありがたい。サイズも豊富。シャーシの交換板はいつもここにお願いしている。購入履歴を見ると、この10年間で10回の履歴が残っている。サイズ指定はミリ単位の少数一位まで可能で、誤差±0.2mm。他にも同じような店はあるが、このお店ではヘアーライン加工されていないものの、アルマイト加工されたA1100Pアルミ板が販売されている。通販で売ってそうで、売ってない物だ。生地のアルミ板だと錆びるし汚れやすい。A1050Pより硬めでトランスを載せる真空管アンプにはこちらの方が具合が良い。このお店は、たまに改装中で店を閉じてしまうので注意が必要。楽天市場でこのパターンは店じまいの事が多いが、ここは後日、何事もなかった様に再開する。改装した気配がないので、本業が忙しいと閉めてしまうのかもしれない。アンプの製作を計画した場合、まずはこの店が営業しているかどうかを確認する。今回は開いてた。・・・OSシリーズとWOシリーズの難点として②③のパネルは、はめ込むだけの構造である点。放っておくとアースから浮きやすく、ノイズの原因になる事が多い。下画像の矢印部分にネジ穴等を開けるなどして、内部の固定部品と結合させる工作が必要。このアンプは並列給電SEPP、解体済み。(追記)送られてきたタカチのカタログを見ていたら、ヘアライン付アルミフリーサイズパネルのHLFシリーズが、いつの間にか簡単にオンライン見積が出来るようになっていた。以前は、引き合いフォーマットに記入してFAXでの見積注文だったので敬遠していたが次回はこれでオーダーしてみたいと思っている。
2021.07.15
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