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枯れちゃったサボテンを捨てて飛び出した
茶色く腐った胴体が可哀想に歪んで
外はこんなにも水で溢れてるのに
土砂降りの雨だ
傘なんていらない
レインコートなんてもっての外生暖かくて気持ち悪いのに
それを求めてる
僕に無いモノ
冷えた指先が暗闇に溶けて
熱が上がる雨の雫
君の涙はこれ以上に熱かったのか
きっとそうなんだろう
ただ僕が感じ取れなかっただけ
体温に反比例して心は温かくなるのか
努力の上に成り立つ優しさなんて
ただの偽善なんじゃないのか
それでも君は喜んでもらってくれるのかな
雲の隙間から月が笑ってる
耳に残る雨音が遠くなって消える前に
追いかけるよ
これじゃまだ
足りないみたいだから