ぐっち’s HP

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車両(2000系)

2000系 3両編成×12本 36両  ※2013系「つどい」を含む

2000系



1979年(昭和54年)に製造された4扉ロングシート車。
新製当初から冷房を搭載し、屋根上のクーラーキセは連続型となっている。
主電動機は10100系「新ビスタカー」(ビスタカーII)のものを132kwに増強して再利用している(元は125kw)。
台車も10100系のものを、XT01・02(2002F・04F)は全車、XT03~XT12(2006F~24F)はTc車で流用。一部のTc車では、後に廃車発生品などに取り換えている。
1987年(昭和62年)、XT07(2014F)のTc車ク2107にトイレが設置された。
なお、XT11・12(2022F・24F)は、大阪線通勤車の冷房化工事に伴う車両不足の際、一時的に大阪線で運用されていた。


編成 ※左側が名古屋・湯の山温泉方
電略 編成 車体更新 車体更新(B更新) 除籍 備考
2002F
XT01 2101-2001-2002 1996年4月 2024年6月 ワンマン運転非対応
塗油器装備
2004F
XT02 2102-2003-2004 1996年2月 2024年5月 ワンマン運転非対応
塗油器装備
2006F
XT03 2103-2005-2006 1997年11月 2014年10月 塗油器装備
増粘着剤噴射装置装備
2008F
XT04 2104-2007-2008 1998年1月 2015年2月 塗油器装備
増粘着剤噴射装置装備
2010F
XT05 2105-2009-2010 1998年5月 2018年6月 塗油器装備
2022年6月休車解除
2012F
XT06 2106-2011-2012 1998年3月 2018年12月
2014F
XT07 2107-2013-2014 1999年10月 2013年9月
(「つどい」への改造)
ワンマン運転非対応。「つどい」
トイレ装備
2016F
XT08 2108-2015-2016 1998年11月 2019年4月 増粘着剤噴射装置装備
2018F
XT09 2109-2017-2018 1998年7月 2019年6月
2020F
XT10 2110-2019-2020 1998年9月 2017年9月 増粘着剤噴射装置装備
2022F
XT11 2111-2021-2022 1999年1月 2018年3月 増粘着剤噴射装置装備
ワンマン運転機器統一改造を実施済
2024F
XT12 2112-2023-2024 1999年3月 2019年8月 増粘着剤噴射装置装備
ワンマン運転機器統一改造を実施済



投入後の変化

車体更新

 1996年(平成8年)2月にXT02、4月にXT01が車体更新された。内容は以下のとおり。

1.車内化粧板の取り替え

2.車番プレート・禁煙プレートの取り替え

3.ドアレールのステンレス化

4.側面に行先表示機・非常知らせ灯を設置


 1997年(平成9年)11月にXT03、翌年1月にXT04が車体更新された。
  1.~ 4.の内容とあわせて、下記の内容がワンマン運転準備工事として追加された。

5.側面に車外スピーカーを設置
6.客室側の乗務員室扉・同仕切り窓を取り替え
※左右の窓の幅を縮め、扉に運賃箱を設置している


 1998年(平成10年)3月にXT06、5月にXT05が車体更新された。
  1.~ 6.の内容に、以下の内容が追加された。

  7.ワンマン運転対応工事(ドアスイッチ・案内放送起動スイッチ・デッドマン装置などの設置)


8.扉上部への雨樋の設置

9.扉付近の床のノンスリップ加工


 なお、XT03・04も5月までにワンマン運転対応工事が行われ、XT05・06と共に6月より鈴鹿線ワンマン運転に充当された。

 1998年(平成10年)7月から1999年(平成11年)3月にかけてXT08~12が車体更新された。
  1.~ 9.の内容のうち、大半の車両で 2.を除くすべてが施行された。
 1999年(平成11年)3月のダイヤ改訂より湯の山線でもワンマン運転が開始され、XT03~06・08~12が鈴鹿線と共通で充当された。

 1999年(平成11年)9月、XT07が車体更新されたが、ワンマン運転に必要な車両本数が揃っていたことから、同編成はワンマン運転対応車にはならず、 1.~ 4.と 8.・ 9.の内容が施行された。
 また、XT07独自のメニューとして以下の内容が実施された。

 10.トイレの内装更新
 11.トイレ使用灯の設置



「つどい」への改造

 2013年(平成25年)、伊勢神宮の式年遷宮にあわせて伊勢志摩方面で観光列車の運行が計画され、専用車としてXT07が改造のうえ起用された。
 乗降扉は各車両片側1ヶ所とし、一部の撤去された箇所には固定窓が設置されたほか、行先表示機はすべて撤去された。
 カラーリングは白一色で、ここに伊勢志摩をイメージしたイラストが描かれている。
 車内は観光列車としての内装に完全に改められ、中間車にはバーカウンターや物販スペースが設けられた。
 車両は「つどい」と命名され、XT07は2013系として独立した。

 2013年(平成25年)10月から運行を開始、伊勢市-賢島で休日を中心に観光列車として運用されたほか、運用のない日には団体列車として近鉄の標準軌線沿線各地へ「出張」することもあった。
 その後、2018年(平成30年)に近鉄エリアキャンペーン「開湯1300年 ゆこうよ 湯の山」の実施に合わせて「つどい」がリニューアルされた。
 外観ではブラウンとクリームのツートンカラーに改められ、ロゴマークが新しくなった。また、車内設備が一部変更された。
 夏休み期間中は、休日を中心にリアル謎解きゲーム列車「湯の山秘密鉄道と伝説の折鶴」に運用された。
 また、10月から翌年2月までは、これも休日を中心に「足湯列車」として運用され、中間車に足湯が設けられた。
 これには湯の山温泉の源泉から汲み上げられた温泉が使用され、運用日には菰野町の職員が近鉄四日市駅で温泉を「投入」するシーンが見られた。
 「足湯列車」は2019年度にも運転されたが、新型コロナウィルスの影響により、運転予定が途中で打ち切られた。
 以後、「足湯列車」は運転されていない。


車体更新(B更新)

 2014年(平成26年)から二度目の車体更新(B更新)が行われ、まずXT03・04の2本で施工された。
 車内では、グレー系の化粧板・床材に取り替えられ、車番プレートと禁煙表示が交換された。
 また、Tc車の連結面寄りに車椅子スペースが設置された。
 車外では乗降扉・乗務員室扉の上に雨樋が設置されたが、2000系の他の編成と異なり、直線型となっている。
 また、扉開閉灯と非常知らせ灯が透明なタイプに交換された。

雨樋(XT04)

扉開閉灯

非常知らせ灯


 その後、2000系のB更新は中断し、2017年度(平成29年度)から再開された。
 内装ではデザインが一新され、化粧板は黒色、座席のモケットがグレー系(優先座席はオレンジ色)になった。
 また、座席にはスタンションポールが設置され、中間車では連結面寄りに消火器が設置された。これに伴い、該当箇所の妻面窓が埋められた。
 外観では灯火類が透明なタイプに交換された程度の変化で、雨樋は最初の更新時に設置されたものをそのまま使っている。
 このB更新はXT03・04を除くワンマン運転対応編成に施工された。
 なお、2023年6月時点で、XT01・02はB更新を行っていない。

車内(XT09)

車端部(XT09)

スタンションポール(XT09)

スタンションポール(優先席)(XT09)

車椅子スペース(XT09)

扉付近のつり革(XT09)

扉付近(XT09)



現在、塗油器装備編成を除くワンマン運転対応車は鈴鹿線を中心に運用され、ワンマン運用に就いてない編成は名古屋線で準急・普通に運用されることがある。
湯の山線では、塗油器装備編成を除いて運用が設定されておらず、1010・2444系の検査や運用離脱、あるいは所定外の運用が重なった時に入る程度となっている。
当初、塗油器非装備編成の湯の山線への入線は1~2か月に1回程度であったが、1016Fがワンマン運用を離脱していた時期(2023年春~2025年1月)は1010・2444系の予備が無くなり、2000系の湯の山線入線頻度が大幅に高まった。
場合によっては、塗油器非装備編成が2本入線することもあった。

廃車

 2024年3月のダイヤ変更より、B更新未施行のXT01・02が休車となり、富吉と米野に留置された。
 その後、4月に両編成によるイベント列車が運転され、これが最後の営業運転となった。
 5月にXT02が、6月にXT01がそれぞれ高安検車区に回送され、2000系では初の廃車となった。
 これ以外の10本は、「つどい」を除いてワンマン運用を中心に引き続き運用されている。
 この内、XT05は2度の車両故障が発生した影響で、2019年度(平成31年度)から富吉検車区で休車状態となっていたが、2022年(令和4年)6月から運用に復帰した。


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