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先週の日曜日以降、TVを観ていて気がつくことは民主党若手国会議員の出演数の多さです。
政権交代が確実になった結果、野党予定の自民党国会議員の露出度は極端に少なくなりました。(特に小選挙区敗退者)
今回の政権交代の大立役者は言うまでもなく小沢一郎氏でありましょう。
小沢氏は小泉チルドレンならぬ “小沢チルドレン”
を多数当選させ党内の3分の1の勢力を擁するにまでになりました。(しかも小泉チルドレンよりも優秀という印象はあります
)
これで小沢氏はいつでも 新党結成 に動くことが可能になりました。(実行するか否かは判りませんが)
さすが 田中角栄 氏から権力闘争、派閥拡大のノウハウを学んだ人物だけのことはあります。
今の自民党のなかで小沢氏と正面切ってケンカをすることの出来る国会議員は皆無ではないかと私は思うのです。
それにしても政権政党の幹事長と総裁が田中派及びその流れを汲む竹下派の出身であるという事実は何か因縁めいたものを感じます。
私はこの二人の人間関係が修復不可能な程度にならない限り、鳩山内閣がすぐに崩壊することはないのではないかと思っています。
小沢氏相手の政治は精神的なバランスが結構大きなウエイトを占めるかもしれませんから。
そういえば私、幸か不幸か小沢氏に1度だけ会ったことがあります。相当昔ですが。
時は昭和。中曽根総理の後を 竹下登
氏、 安倍晋太郎
氏、 宮沢喜一
氏の3名が争っていた頃です。(古い話ですねえ
)
私は大学1年生でしたがある安倍派の代議士事務所にて仕事をしていました(ボランティアで)
竹下氏と安倍氏は仲が良かったのか 「安竹連合」 で一気に党内の多数を抑えようとする案もあったのです。
ただ 堤義明 西武グル-プ総裁が「中曽根総理は間違いなく宮沢さんを後継指名する。私の全財産を賭けてもよい」などとの不規則発言をしたこともあり、竹下派、安倍派双方の陣営は焦ってもいました。
そんななか突然、小沢氏が現れたのです。
私がお手伝いしていた代議士は安倍派に所属し小沢氏と同じ岩手県を選挙区にしていました。
小沢氏は自身の選挙区である岩手県内でも 「安竹連合」 を確実な体制にしておきたかったのかもしれません。
私が座っていた椅子が入口の側でしたので小沢氏の対応は私がしました。
小沢氏は丁寧に「小沢一郎でございます。○○先生はいらっしゃいますか?」と事務所入口で深々と頭を下げたのです。
私は「確かこの人、この前まで自治大臣をしていたよな?随分と腰の低い人だなあ」と内心驚いていました。
私が小沢氏を部屋へ案内すると小沢氏は部屋を見渡し「いやあ、とても綺麗に整理整頓されていらっしゃいますねえ」とニコニコ笑いながら代議士が待つ奥の部屋へゆっくりと入っていきました。
その数年後、自民党の幹事長として豪腕を振るう人物とは思えないくらい物腰が柔らかだった記憶があります。
人心掌握の上手な人でもありますね。
そのへんの気配り下手な世襲議員は見習って欲しいものです。
いずれにせよ 今後の日本の政界は小沢氏の言動に注目が集まる ことは簡単に予想することが出来ます。
対する野党の自民党は小沢氏を政治的に叩き潰すことが政権政党に戻る近道ですが大丈夫でしょうか?
せめて梶山静六さんがご存命であれば・・・・・・。
そろそろ退陣?by 北洲 2010.05.30 コメント(5)
最後の新年交礼会 by 北洲 2010.02.21 コメント(2)