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2009年09月22日
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カテゴリ: 政治
行過ぎた市場原理主義の是正と友愛社会の実現を掲げる民主党政権が誕生し、矢継ぎ早に発信してきたメッセージを見ていると、この政権の『骨格』が見えてきた。どうやら私が当初心配したほどには左翼に肩入れしたり、裏社会ベッタリという訳でもなさそうである。

衆院選挙であれだけの成功を収めるにはどうしても巨額の資金がかかる。特にTV局に対するお金は半端じゃなかったはずで、あれが一体どこから出ているのか不思議だった。しかしこの一週間で大方謎が解け、やりたい事もわかった。

ただ国民の誤解を解くのは大変だろう。解決しようとしている問題は国内・海外ともに『こんがらがったパズル』のようになっている。どうやって問題を解決すればよいのか誰にも分からないので、『失敗覚悟で一気に動くか』、『解からない部分を避けて、解かる部分から解きほぐしていく』という2つの選択肢しかない。この政権は前者を採った。したがって我々は、失敗した場合には相当なリスクもあることを覚悟する必要がある。


これが20年以上前なら、内閣発足当初からでも私もリーダーに何かを期待して協力したかも知れない。しかし90年代に国内でオウムの毒ガステロと『失われた10年』の不況に見舞われ、2001年米国同時テロで仲間を失った今では、我々は何も信用していない。心を石にする以外に、怒りや憎しみ、復讐心を抑える方法はなかった。例外的に小泉純一郎氏や石原慎太郎氏には信頼を寄せたが、この2人だけは、それまで日本から『過去の補償』と称して金を引き出しては軍事力強化にあてつつ、さらに我が者顔で犯罪行為を繰り返していた北朝鮮に対して譲歩しなかったからである。当初は小泉氏も私は信頼していなかったが彼は土壇場で正しい判断をした。





私はオウムは金日成の最後の妄想「対韓国挟撃作戦」のために用意された北朝鮮の別働隊だと思っている。晩年の金日成は、ルーマニアのように東西冷戦終了で蜂起した民衆に軍が呼応し、一気に支配体制が崩壊する恐怖に取り付かれ、再度朝鮮戦争の戦端を開く事で軍の結束を図ろうとした。日本政界の実力者であった金丸信や統一教会の文鮮明と会って、補償だの新たな協力関係構築だのと言って金を引き出し、戦争の準備を始めた。

さすがにこの錯乱した老人の狂気の妄想に恐れをなした北朝鮮の軍高官が次々と西側に亡命し、軍内部からも指導者に対する不信感が高まったさ中の94年に金日成は死んだ。金正日は父親の対韓国強硬路線を引き継ぐ事で、自分に背くかもしれない軍と対峙した。彼は体制維持のために自分の『本気度合い』を軍に示す必要があった。



95年の地下鉄千代田線霞ヶ関でのオウムの暴走が松本智津夫の判断なのか、それとも誰かが彼らを動かしたのかは分からない。ただ確かな事は、外国の軍事専門家の協力がなければ、いくら優秀な日本の理系学生を集めても第7サティアンのような化学兵器プラントは作れないし、信者の財産を略奪し、無償労働させた程度ではあれだけの武器を揃える事はできない。そして武器は北朝鮮正規軍が使用していたものと同じだった。外国の誰かが日本を軍事行動の踏み台にしようとしていた事は疑いようがない。

地下鉄サリン事件の真相は未だ謎に包まれたままだ。全ての被害者、関係者はそれまでの人生を奪われた。直接被害を受けたわけでもない私の心にさえも真相究明に対するわだかまりが今でも尾を引いている。事実が明らかになるまで関係者の気持ちが解れることはない。



鳩山氏は金正日と交渉しようとしている。つまり財界も準備をしてきたという事だろう。だがことはそう簡単に行くまい。相手は外交巧者。しかも国民の心は日朝国交正常化問題に関しては多分9割以上が反対だろう。私も「敢えて邪魔はしない」という程度が最大限の協力だ。ただし下手な譲歩だけは絶対に止めて頂きたいし、失敗しても「良く頑張った」などとは言わない。







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最終更新日  2009年09月23日 07時12分01秒
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