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私は12時と6時になると診療室を抜け出してショートの食事風景を偵察に行きます。

Aさんはお箸もお茶碗も持てるのにスプーンフィーディングをしてもらっています。
Aさんの食介をしているスタッフに、
「何でAさんに食介してるの?」と訊ねました。

「どんどん口の中に入れて送り込めへんのです。全介助の指示が出てます。」

「指示って誰が出したんや?」

「ケアマネさんです。」

厨房では料理旅館の板前さんを定年退職した通称“おっちゃん”が「こんな食材ではたいしたもんは作れませんなぁ・・・」と今日もぶつぶつ言っています。

そこでおっちゃんにまだ手付かずになっている検食を会席風に小さなお皿や器に一口ぐらいずつ分けてもらいました。


Aさんが一皿食べてゴックンしたら次ぎのお皿や器が出ます。
Aさんはご機嫌で自分で食べる事ができます。
介助は介護を知らない仲居さんでも勤まります。

これがうちのショートステイ名物の嚥下会席です。
盛り付けが下手だと“わんこそばもどき”になることもあります。





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Last updated  2005.05.31 00:18:30
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ほんとにすごいと思います。  
(まず、コメント、ありがとうございました。嬉しかったです。) それより、今日の話題に、関心致しました。さすがに『板さん』の盛り付けは見事で、『おいしそう』(まず(おいしそう!)って誰もが思わないと、食べたくないですよね。

 哀しいかな、大きな100人規模の施設では、そういう『介助』は、できていないでしょうね。『栄養物の体内への取り入れ補給』や、『人体洗浄による清潔の保持』、あるいは、『点滴という名の水分補給(電解質補給)』、これらによって、命を永らえていることは事実です。自分も、そういうお世話になったことがありますから・・・。
 それだけに、『しろざくらさん』の文章には、いつも、驚かされます。ほんとに、気風がいいというか、思い切った行動力というか、常識にとらわれずに、『目の前の患者さん(利用者さん)』を、まっすぐに見つめ、『この人に、今、何が、一番必要なのか』ということが直感的に、ビビッと分かり、行動に移している、そんな感じです。
 これからの活躍を、心から期待しています。
 自分も、自分なりに『少しずつ、がんばってみようと思っています。』
 今日は、どうも、ありがとうございました。 (2005.05.31 01:56:25)

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