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浜松らんちう飼育日記(2011.3.4-2)
孵化について
長くらんちう飼育を続けていると知らず知らずのうちに、本来
つかず、悪い結果が出て初めて、そのことに気がつくといった
ことがあります。まさしく、そのような事態が今年の我が家の
孵化作業で出てしまいました。
らんちうの仔引き経験の有る方からすると、こんなことを書くと、
そんなこと当たり前だよ!と笑われそうな内容ですが、多少の
参考にでもなればと思い恥を忍んで少々書いてみます。
1.孵化率が下がった
1) 先月の下旬に産卵が始まった直後に、孵化はするものの
孵化率が悪かったり、孵化後の立ち上がりの悪いケースが
目立ち少々気になっていました。
当初は下記のことが原因と軽く考えていました。
・ 産卵日が冬起こし後24、25日目あたりから始まり、卵が
充分に熟していなかった。
・ 雄の出す液が薄く、受精しなかった。
要するに、悪い原因は魚たちのせいにしていたわけです。
2) しかし、卵が充分に成熟し、雄との交配も上手く行ったと
確信を持ったケースの孵化率が悪かったのには正直
ショックを受けました。その過程と結果を良く観察してみて
始めて改善点が見えてきました。
2.要改善点として気がついたこと
1) 孵化が始まる前後に、有る部分の卵が腐り始め、周りの
良い卵までその影響が及んでいた。
2) 卵が腐ることにより、水質が悪化し、孵化した稚魚の
立ち上がりに影響した。
3) 水質を早く悪化させる他の原因をして、交配時に使った
洗面器の中の水を充分に洗い流していなかったことも
考えられた。
3.改善した点
1) 採卵時に、卵を全部出し切らず、最後に出てくるものは
採らないようにした。最後に出てくるものは腐るケースが多い。
2) 卵を人工交配し、網に付着させる際、卵が重ならないよう
出来るだけ広い範囲に散らばるようにした。又、卵の量が
多い場合には網を新たなものに換えて採卵した。
卵が重なると酸素が行き渡らないのか、その部分から腐り
が始まっていた。
3) 人工交配で受精した卵が付着する網は、何回か良く洗い
その後孵化池に入れるようにした。充分に洗い流さずに
池に入れてしまうと池全体の汚れが早まるのに気がついた。
4) このことは、直接関係しないと思うが、孵化池の水温を
21~22℃と1~2℃低めにした。高すぎると水質の悪化が
早いと考えた。
4.改善結果
1) 上記、3に書いた諸点を実施するようになった後は、孵化率
が驚くほど良くなった。又、孵化後の立ち上がりも素晴らしい
結果が出るようになった。
2) 今回、改善したことは、過去の孵化率が良い年には、実施
していたことで、特に目新しいものはない。ただ単に、初心に
帰ったと言うだけのことである。
3) 寒い日の早朝に、何腹も同時に産卵すると、作業を急ぐ
あまりにやることが疎かになり、やるべきことをきちんとやって
いなかったことに反省仕切りである。
以上書いたことは、ただ単に、今年我が家で経験したことであり、
皆さんには当てはまらないかもしれませんので、そんなケースも
有るんだと言った程度に、読み流していただきたいと思います。