昆虫倶楽部リターンズ 岡山矢掛編

昆虫倶楽部リターンズ 岡山矢掛編

2009/03/30
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カテゴリ: 落語
美しい、美しい所作が際立つ落語家さんです。

単に姿勢が良いとか、容姿が美しいとかいうことではありません。

もしさん喬さんの高座をご覧になる機会があったら、その手に着目してみてください。

膝の上に綺麗に揃えて置かれたその手は、ごく自然にそうして置かれているのです。

所作振る舞いが噺にも表れます。

人情話、長丁場です。
聞いていて決して疲れないのです。ごく自然に噺のなかに引き込まれ、吸い寄せられるように集中して聴いてしまうのです。

聴きながら、魅入ってしまうのです。

その信じがたい表現力、舞台にセットもしつらえていない、効果音もない、にもかかわらず、目の前に彼の語る光景が浮かんで参ります。



登場人物の怒りや、哀しみが真に迫って身につまされてたまらずに涙が溢れるのです。

衝撃的な体験でした。

文楽の大夫は、物語の登場人物を語りわけます。

さん喬は、登場人物そのものになりきって演じていくのです。ひとりで。

ものすごいエンターテイメントな舞台です。

是非一度、寄席の華、柳家さん喬の人情噺を聴いてください。

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Last updated  2009/03/30 10:18:00 PM


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