昆虫倶楽部リターンズ 岡山矢掛編

昆虫倶楽部リターンズ 岡山矢掛編

2014/12/30
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文楽初春公演第一部の演目

花競四季寿(はなきそいしきことぶき)


人形遣いが、舞踊的要素の多いものを一幕添えて売りにした時代がありました。
そのひとつが花競四季寿です。

つまり人形の見せ場がギュッと詰まった、人形遣いさんのご贔屓にはたまらない、そうでなくても、お正月に縁起の良い、ことはぎの演目です。

万歳
正月気分に賑わう京都の町を太夫と才蔵のふたりが祝言に歩きます。
長寿繁栄をことほぎ振り面白く舞う太夫を吉田玉佳、ひょうきんに鼓を打つ才蔵を吉田一輔、共に品良く華やかな芸風が持ち味のふたりの人形遣いが技芸を競い合う姿縁起の良い初夢を舞台の上に見る思いがすることでしょう。

海女


なぜかどこからか出現し海女に絡みつき舞い踊る愛嬌たっぷりのタコに初笑い

関寺小町

老女小町が華やかなりし昔に思いはせます。
自らを慕い通いつめた深草少将のこと
若く美しかった自らのこと

恋の花のゆかしさを思いしのびながら杖をたよりに関寺の庵へと去っていく小町人間国宝吉田文雀が哀切の名演目に焼き付けたいと思います。

鷺娘

黒蛇の目傘、真白き衣装、ま深な綿帽子、銀世界の舞台鷺娘が内側から光を放つように浮かびあがります。

当代きっての女形、豊松清十郎が、雪の女王ならぬ、鷺娘を可憐に、降り積もりたての雪よりも汚れのない性根でしっとりとして繊細に遣います。







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Last updated  2014/12/30 03:58:24 AM


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