
仏果を得ず 三浦しをん 著
とっつき悪いなぁ・・・と思ったのは、
知らない世界、文楽の世界がテーマだからだろうか?
そう思っていたのだが、読み始めると、
あれよあれよ、つるつると
引き込まれた。
「文楽、見たいかも」
そう思う自分がいた。
文楽と言うと、何ヶ月か前、
文楽のパリ公演のニュースを見て、ちょっぴり人形の色香にまいってしまった。
それを思い出す。
見知らぬ文楽の世界を舞台に展開する、青春ストーリー??
三浦しをんと言う人の小説を読むのは初めてだが、
ものすごく才能のある人なんだろうなぁと思う。テンポの良さ、キャラクターの作り方、
ツボである。
映画にしたら面白いだろうなぁ・・・。
三浦氏著作、実は以前にも挑戦していたのである。エッセイだったのだが、途中で止めてしまったのだ。
彼女は才気あふれる人物であるが、
キッパリ、変だろう?と思う。そして、その変な部分、
ワタシと同じなのだ。
いや、ごく一部、ということで。
一部だけでも同属嫌悪。
読むのを止めてしまった。
あまりの面白さに危険を感じた、ってのもある。
そして、同僚Aに
「三浦しをんってkammakiさんに似てますよ?
読んだことあります?」なんて言われた日には・・・。
変人って思われているのだろうか、ワタシ・・・。
「悶絶スパイラル」というエッセイ集に再び挑戦。
・・・悶絶して止めてしまった。
やはり、毒が強い。
万民向け小説にしておこうと心に誓う。
ローカル線で行こう! 2013年09月24日
読書の日々。 2010年08月10日
キケンとシアター。 2010年02月02日