あんよは上手 ♪

あんよは上手 ♪

03東京荒川市民マラソン



初めてのフルマラソン。晴天。気温も結構高い。
前日から受け付けを設けていたので、下見がてら子供達と一緒にチャリで行き受付を済ました。
会場で「ランナーズ」を購入。
「荒川マラソン攻略」なるものに、家を出発してからスタートまでの事が書かれていたので参考に出来た。

余裕持って朝出発。
フルマラソン出場者は約12.300人ほど。お祭りのような熱気を感じる。この雰囲気がいつもたまらん。

私は4時間台の所に並びスタート!河川敷コースは幅がないので、スタートゲートを通過するのに6分ほどかかった。
キロペースは6分30秒を目指しながらゴールすれば4時間34分で完走できる。
しかし、気がつくと5分ペースで走っていた。
右膝裏が多少痛いまま出場したが調子もいまのところいいので、このペースで走り続ける。

戸田橋から平坦な河川敷コースをずっと走る。
沿道にはお祭り雰囲気な太鼓やボーイスカウト、ボランティア達が声援してくれる。
一風変わった応援のおじさんもいたなあ確か。

驚いたのがエイドステーションが15箇所もあることだ。
走っていると腹が減る。
エイドステーションは全て立ち寄った。食べ物も豊富。
あんパン、クリームパン、チョコパン、ブドウ糖、バナナなど、最初に食ったチョコパンはうまかった。
こんなにうまいチョコパン食べたのは初めてだ。
走りながら常に次はあれ食べようとかこれ食べようとか考えている。
ピクニック気分である。
マラソンの常識から考えるとこの点が大きく今までの認識と違った。
立ち寄ってうまそうに食べたり飲んだりしているとタイムも結構ロスをする。

今大会から折り返しが1箇所になったそうだ。
14個の橋を通過して帰ってくる。中間点の荒川大橋で折り返し。
昨年11月から3回ハーフを出て何とかハーフまでは楽勝になった自分の進歩に驚く。

よく30キロ時点にはフルの関門の「ド~ン!」という山があり走れなくなるという事を聞いたが私には今回なかった。ホッ。
遅いランナーには関係ないのかな?

しかし、既に足というより全身が辛い。
後半はエイドステに寄る度にストレッチ。
前を走っているランナーが突然足を抱えながら離脱していく場面を何度も見た。この辺に来るとコースをはずれてマッサージしている人、寝ている人たちが沢山いる。
ちょっとした坂道ではかなりみんな歩いていた。

名物の35キロ時点のシャーベットも2種類食った。
「こんな美味しいシャーベット食ったことね~よ!」さあ、もう少しだ!

40キロ時点の看板を見た時はうれしかった。だが辛さはかわりない。
まわりもみんなよれよれだ。と思ったら涙が出そうになった。
「みな、よれよれだ」の表現が最近雑誌を見る度に気に入っている。

そして4時間30分でゴール!初心者ながらこの達成感は最高。
完走後はいつも思う。

ヘルニアなどで普段の生活も辛かった日々からよくここまで来たもんだと。
完走後は豚汁が最高!
土手の上でまだゴールを目指して走っているランナー達を見ながら大根おろしをからめた餅を食べた。
レース終わって帰ろうとおじさんランナー達がよれよれになりながら痛そうに足を引きずり土手を上がってくる格好には笑えた。
このかっこ悪さがかっこいいと思える自分に満足である。


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