ハッピー Happyラウンジ

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November 26, 2024
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カテゴリ: マミー
第4章 壁を前にした懇願

9月12日、この日は病院の休診日だったが、
私はどうしても母の容態が気になり、面会に訪れた。

母は相変わらずベッドで横たわっており、
ろれつの回らない話し方が続いていた。

9月10日に一度看護師に訴えたものの、
改善の兆しはまったく見られない。

この日、対応したのは40~45歳くらいの中堅看護師だった。
年齢相応の経験がありそうだと期待したが、その態度は冷たく、


「母のろれつが回らない状態が続いているのですが、
脳梗塞の可能性が心配です。CT検査をお願いできないでしょうか?」
と訴えると、彼女は少し面倒そうな表情を浮かべた。

そのとき、母の行動について話題が出た。
看護師は「やらかしとる」とぶっきらぼうに言った。
その表現に不快感を覚え、「何をですか?」と尋ねると、
「腕にしている点滴を外すので足に移しています」と答えた。
その口ぶりは、まるで母のろれつが回らない原因を認知症の進行
と決めつけているかのように聞こえた。

さらに、「麻痺がないので脳梗塞ではないと医師が言っていました。
それに認知症の症状が出ているのかもしれませんね」と断定するような口調だった。


「母はただの認知症ではないかもしれない」という思いが頭の中を巡り、
これ以上何をどう伝えれば真剣に取り合ってもらえるのか分からなかった。

看護師はさらに、「抗生物質が今日で終わります。今している点滴は強い抗生物質です」と、こちらの質問とは関係のない説明を付け加えた。その内容にも、どこか冷たい印象が拭えなかった。

私は続けて、「CT検査は、退院しないとできないんですか?」と聞いてみた。
しかし、看護師は何も答えず、無言でその場をやり過ごそうとしているようだった。


帰り際、どうしても諦めきれず、「どうか、CTを撮ってください!」と懇願した。
しかし、看護師は目を合わせることもなく、返事をすることさえなかった。

その日の対応は、これまで以上に感じが悪く、病院に対する信頼は一層揺らいでいった。
母のろれつが回らない原因が何であれ、もっと早く適切な検査を受けられるはずだ。
そう信じていた私は、この対応に深い憤りを覚えながら病院を後にした。







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Last updated  November 26, 2024 09:30:07 PM
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