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久しぶりに中学、高校生の頃に好きな詩や歌を書きとめたノートを手にとった。その中のひとつ「うたのように」 大岡信 十六才の夢の中で、私はいつも感じていた。私の眼からまっすぐに伸びる春の舗道を。空にかかって、見えない無数の羽音に充ちて、舗道は海まで一面の空色の中を伸びていった。恋人たちは並木の梢に腰かけて、白い帽子を編んでいた。風が綿毛を散らしていた。 十六才の夢の中で、私は自由に溶けていた。真昼の空に、私は生きた水中花だった。やさしい牝馬の瞳をした年上の娘は南へ行った。彼女の手紙は水蓮の香と潮の匂をのせてきた。小麦色した動物たちは、私の牧場で虹を渡る稽古をつづけた。私はすべてに「いいえ」と言った。けれどもからだは、躍りあがって「はい」と叫んだ。
2011年03月26日
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皆さまご心配いただき、また暖かいお言葉をありがとうございました。お返事が遅れて申し訳ございませんでした。情報を得るためにツイッターやテレビには向かうもののなかなかブログに向かう気持ちになれませんでした。地震 そして原発どんどん状況が悪化していった先週半ばまでは何をしていても現実味がなく 浅い眠り。そんな調子なので自宅の駐車場でバックする時に柱にひっかけて前のバンパーを引っ剥がしました ̄▽ ̄汗もう自分に呆れ果てて、ようやく目が覚めた次第で。私の家は家屋もライフラインも無事でしたがほんの数キロ先では停電、断水していたそうです。亀裂や陥没した道路があちこちあり、それらはいまだ通行止めになっています。ポコもアイも元気です。 震度6の時はアイはパニックで走り回りポコは茫然自失で固まっていました。あまりに余震が続くので以前は震度3でも大慌てだったのが最近は揺れてもそのまま寝ています。近所の犬も吠えなくなりました。茨城では水戸の献血センターが機能せず血液が不足とのことなので水曜日は献血に行ってきました。記念にいただいたクリアファイル47都道府県のご当地けんけつちゃんが描かれていて兵庫 大阪 京都 三重 名古屋 北海道・・・ブログで知り合えた皆さんを思い気持ちがほんわかしています。関東いがいに住んだことのない私がこんなにたくさんの人とつながれるなんて。放射能を心配しながらも自分の責任を果たすため子供たちは登校し大人たちは通勤し舅や近所のおじいさんたちは田植えの準備をしています。私も自分に出来ることを少しずつ頑張っていこうと思います。
2011年03月22日
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まともに歩けないというかなりの揺れを感じましたがポコもアイも多少パニックになったものの怪我などはありません。今、テントの中でどちらかはクチバシをジョリジョリしています。私自身も無事、家屋にも被害はありません。母屋と古い納屋は少々痛みましたが。電気 水道 ガスも止まっておりません。東京の夫くんも無事との電話が入りました。電車が復旧していないので今日は帰宅できないかもしれません。揺れている最中、怖いとは思いませんでしたが揺れが大きくなるにつけ被災されている方々を思い胸が痛みました。その痛みは報道を見るにつけ大きくなるばかりです。一人でも多くの方が無事でありますように。一日でも早く日常に戻られますように。深く深くお祈り申し上げます。
2011年03月11日
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