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先日撮った、発表会プログラム用の写真が出来上がってきた。
お互いの写真を見せ合い、あーだこーだ。
「どれどれ、皆キレイに撮れてるじゃん。
ぜにこさん、この写真いいよ。完璧にバレリーナしてる。」
「そうですかぁ?(そうでしょうとも!)」
サキコ先生にも誉められて、ぜにこ、かなり嬉しい。
火曜日クラスの面々、技術が伴わないのだから、せめて見た目だけでも頑張らないとね。
その意気込みがあふれまくっている写真がずらーーーっ!
ま、すべてカメラマンさんのおかげってもんです。(感謝)
「アヤちゃん、この写真、お見合い写真にすれば?」
「そうしようかなぁ。」
火曜日クラス唯一の独身(といっても27歳だが)のアヤちゃん、その気になる。
「じゃあ、私達はどうしようか?」プリマダム達が騒々しい。
そこへサキコ先生のひと言。
「私は遺影にするって決めてるよ。ドンキのキトリの衣裳を着せてくれって家族に言ってある。」
「わぁ、それいい。」
「いくつで死んでも、私はキトリ。」
「じゃあ、私は白鳥。」
「私も!」
「えーと、私はどうしよう。白装束なんて着てられないよね。」
あのねぇ、仮装大会の打ち合わせじゃないんだからさ、遺影の話で盛り上がってどうすんだ
「で、ぜにちゃんはどうすんの?」
「そうだねぇ・・・衣裳はやっぱりお姫様系でしょ。
でね、出棺の時、棺桶の上って普通花束が乗ってるでしょ?
あれを、トォーシューズにしてもらう。」← ぜにこ、指定が細かいぞ。
「写真は喋らないからね、皆、美しいバレリーナだったという事で最後は締めよう。」とサキコ先生。
「先生の時は、ゲネプロ(通し稽古)のDVD流しちゃおうよ。」
「それだけはやめて!」
「やだ、絶対に流します。」
発表会のDVDには、本番だけでなく、毎回ゲネプロも入っていて、それが凄いのだ。
何が凄いって、観客席から飛ぶサキコ先生の怒声、罵倒、舞台上で引きつる生徒、泣き出す子供・・・
いやぁ、あのド迫力はちょっと見られないだろう。
「読経の最中に、『泣いてる暇があったら練習しなさい!』とか言われたら、皆、涙引っ込むよね。」
「お焼香の時は、『そこ、姿勢が悪い。』『肩が上がってる。首が短い』とか?」
「最後くらい、上品に逝かせてくれ。」
「絶対にやだ!」
レッスン前のこの盛り上がり、一体何なんだろ?
この雰囲気があるから、つらいレッスンにも耐えられるのだろうと思う。
休憩時間の時まで、ピリピリした先生だったらついていけないもん。
でもねぇ、いくらちゃんと決めておいても、自分のお葬式は自分で仕切れないもんなぁ。
頼むよ、こすけ。
棺桶の上にはトォーシューズだぞ。
衣裳は決まり次第教えるからね。
バレリーナへの道は厳しいぞ。 2006年09月16日 コメント(2)
発表会まで、あと13週?! 2006年09月05日 コメント(2)
いよいよ衣裳の採寸です。 2006年08月29日 コメント(4)