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2018.08.09
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カテゴリ: 愛すべき動物たち


美容業界の課題はマイクロビーズとパーム油

美容業界には「マイクロビーズ」の問題があります。

マイクロビーズは、洗顔などに入っている「スクラブ」と呼ばれるもので、自然由来の原料からではなく、超微粒子のプラスチックでつくられています(植物由来のものもあります)。これを顔や体に塗布して洗うと、毛穴の汚れや古い角質がとれ、爽快感が得られます。

しかし、マイクロビーズはプラスチック製なので自然界では分解されないと言われています。超微粒子のため、使用後には水道管を通って排水溝に流れ、やがて海にたどり着いて、イワシのような小魚が食べてしまいます。あまりに小さいため、浮遊していていもまったく気づかれず放置されてしまうが、少しずつ集まってくると、港の隅などに固まって浮遊していたりします。

「マイクロビーズ」問題も、美容業界では、改善必須の社会的課題として毎回議論されていて、日本でも排除の動きが出始めています。

マイクロビーズと並んで、美容業界には改善する動きのある環境問題がもうひとつあります。パーム油問題です。パーム油というのは、アブラヤシというヤシの木からできる油で、この油に対して世界が注視し始めています。

美容業界では、化粧品や石鹸などにこのパーム油が使われていますが、「植物油脂」という名称でマーガリンやクッキー、カップラーメンなど食品にも大量に使われています。食品のパッケージ裏の成分表示に「植物油脂」と表記されていると、これは概ねパーム油を示しています。安価であるため、世界中で多用されています。現状、成分表示制度上ではパーム油と書く必要がないため、油脂がどの油なのか消費者には原料表示を見てもわからない仕組みになっています。いわばこの油の使用表示についてはグレーな状態となっているのです。

このように、業界問わずパーム油の需要は高く、世界でもトップの生産量を誇る農産物となっています。また、パーム油を採取するアブラヤシは、手があまりかからず簡単に育つため、東南アジアやアフリカでは、農業政策として拡大路線がとられています。

パーム油は、素早く搾油することが重要であるため、農場の中に搾油工場がある。そのため、採油工場を中心にして、そのまわりに広大なプランテーション農場が作られます。原生林を壊し、モノカルチャー農場(単一植物の栽培)となった畑は、人工造林であり、環境破壊にもつながっていきます。自然界が本来持っている生物の多様性はなくなり、オランウータンや象が生きていく森が失われていくのです。

そうした背景からパーム油に反対する活動は盛んで、海外では「palm oil」問題としてたくさんの活動が立ち上がっている。日本では「熱帯林行動ネットワーク(JATAN)」や「WWFジャパン」の公式サイトで詳述されています。




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10年以上前、こういうことが話題になりました。

「パーム油は環境にやさしいといわないで」環境団体、ライオンに要請
https://www.japanfs.org/ja/news/archives/news_id024139.html



オイルパーム・プランテーションの急速な拡大は、東南アジアの森林減少の一要因とされ、大規模な森林生態系の消失、用地取得に伴う地元住民の権利の侵害、不適切な農薬の使用による水質汚染などの問題が生じていると言われている。

パーム油は、食品、洗剤、化粧品などの原料として、日本で広く使われている。今回の要請では、生産地で生じている問題を解決するためには、消費者サイドでパーム油の原産地や生産過程などを確認して購入するなどの取り組みが重要だとしている。

要請に対しライオンは、植物原料の使用は、大気中のCO2の増加抑制に貢献するため環境にやさしいとして、今後も宣伝活動を継続していきたいと回答している。また持続可能なパーム油のための円卓会議に参加しながら、パーム油生産国の環境や社会への影響に配慮していきたいと述べている。





パーム油の問題とは?私たちの暮らしと熱帯林の破壊をつなぐもの
https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/2484.html

パーム油のリスク 森林破壊や児童労働も
アブラヤシから生産されるパーム油は、生産効率性が高く、現在世界で最も多く消費されている植物油脂だ。日本では年間約65万トンが消費され、インスタント麺やスナック菓子といった食品、洗剤、化粧品などに幅広く利用されている。だが、パーム油産業は環境破壊や児童労働の温床になっているとして、国際社会やNGOの目は厳しい。(オルタナ副編集長=吉田 広子)

そもそもパーム油のリスクとは何か。パームは果実なので環境負荷が低いイメージがある。だが、実際にはパーム油生産は石炭以上の温室効果ガスを排出する。1トンあたりの温室効果ガス排出量は、石炭の2.4トンより多く約3.9─30トンと推計されている。

その理由は大量の炭素を固定する泥炭地は、森林火災発生リスクが高いことに加え、プランテーション拡大のために人為的に野焼きされることがあるからだ。こうした火災は森林減少だけではなく、多量の温室効果ガス排出につながる。

森林減少も深刻だ。インドネシアやマレーシアではパーム農園が急速に拡大し、過去20年間で約360万ヘクタールの森林がパーム農園になった。パームは収穫後、24時間以内の搾油が必要なため、広大な農地開拓に加え、大規模な搾油工場が併設される。

地球・人間環境フォーラム(東京・台東)企画調査部の飯沼佐代子氏は、「一度農園になってしまうと、森林には戻らない」と警鐘を鳴らす。

さらに、パーム農園は土地を巡る地域住民との紛争が絶えず、インドネシアでは、パーム農園開発許可を巡り4千件以上の紛争が起きている。

労働者や子どもの人権問題といったリスクもある。マレーシア・サバ州農園では、インドネシア・フィリピンからの移住労働者が85%を占めているが、斡旋システムで労働者に多額の借金を負わせたり、奴隷的な労働が横行したりしているという現状がある。



こうしたことから、米労働省は、パーム油を強制労働や児童労働への関与が認められる製品に指定している。一方で、日本のパーム油最大の調達先はサバ州で、他人事ではない。

太陽油脂
持続可能な調達
https://taiyo-yushi.co.jp/csr/sustainability/

■RSPO加盟 ~持続可能なパーム油への取り組み~

太陽油脂株式会社はパーム油を使用する企業として、パーム産業に関わる環境面や社会面の問題に目を向け、2011年3月にRSPO (Roundtable on Sustainable Palm Oil : 持続可能なパーム油のための円卓会議)に正会員として加盟しました。
RSPOは持続可能性のあるパーム油の生産と使用を推進することを目的とした、国際的な非営利組織です。2004年に環境保護団体であるWWF (世界自然保護基金) と、パーム産業に関連する企業により設立されました。2017年6月現在、会員数は世界約3400社、日本では約60社です。



※太陽油脂では、持続可能なパーム油の生産と利用を普及する取り組みとして、この製品の原料にRSPO認証油を使用しています。


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※太陽油脂は、動物実験をしていないメーカーです。

犬や猫も、動物実験に使われて苦しみ命を搾取されています。




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ノーズカラーズは国産こめ油使用
一般的な揚げ油は、安価な外国産パーム油を混合して作られています。
パーム油とは、食用油とするほか、マーガリンやショートニング、石鹸にまで使われています。
日本におけるパーム油の大量使用は、東南アジアでの熱帯雨林の破壊を進行させており、環境へ深刻な影響を与えています。先住民を苦しめゾウやトラ、オランウータンなどの野生動物の住む豊かな姿を、減少させつつあるのです。
ノースカラーズの純国産シリーズは国産の米油を使用しているので、油特有の胸焼けもしづらく安心してお召し上がりいただけます。

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最終更新日  2024.10.26 12:36:19


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