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・休眠期
7月~8月の休眠期は、直射日光が当たる場所には、絶対に置かないようにします。
建物の北側や、物陰になっているような、明るい日陰が良いでしょう。
また、夏越しには直射が当たらない場所と、涼しい環境が必要になります。同じ明るい日陰でも、風通しの悪い場所は避けた方が無難です。
■月ごとの日当たり
生育期と休眠期といっても、いつ頃から切り替えれば良いのか迷うことがあります。月ごとにシクラメンの好む日当たりをまとめておきます。
・1月
購入株も2年目以降の株も、室内の日当たりの良い窓辺に置き、よく日に当てます。できれば4時間~5時間ほどは日の当たる場所に置いておきましょう。
日中が10度以上の暖かい日は、戸外で日光浴させます。
・2月
室内の日当たりの良い窓辺に置き、なるべく日光を当てます。日照不足になると、新しい花芽が途中で枯れてしまうことがあるので注意します。
暖かい日中は戸外で日光浴させます。
・3月
日中に10度以上になった日は、必ず戸外で日光浴をさせます。冬の間はどうしても室内での管理が多くなり、日照不足になりがちです。
春の暖かい日差しを浴びることで、株の充実を促すことができます。
夜間の最低気温が10度を下回らなくなったら、夜も室内に取り入れる必要はありません。
ただし、遅霜の心配がある地域では、
無理に戸外に出し続けると霜に当たることがあるので注意します。
・4月
この頃には、夜間に10度を下回ることもほとんどなくなります。季節はずれの遅霜に注意しながら、戸外の日向で管理します。
ただし、下旬になると日差しが強くなってくるので、
明るい日陰に移すか、寒冷紗をするなどして、直射を避けるようにします。
寒冷紗を使う場合は、30%~40%遮光が目安です。
・5月
日差しが強くなるとともに、気温の高い日もでてきます。明るい日陰で、できるだけ風通しの良い場所に置きます。
寒冷紗を使う場合は、30%~40%が目安です。
・6月
梅雨になると、湿気が高くなります。シクラメンは暑さと同じくらい、湿気が苦手です。
雨の当たらない、風通しの良い場所で管理します。
雨の日が多くなりますが、たまの晴れの日は、日差しが強くなることがあります。
梅雨だからと油断せず、明るい日陰で管理します。
寒冷紗を使う場合は、50%遮光が目安です。
・7月
夏越し中は、葉を残した非休眠株と、葉をすべて枯らせた休眠株に分けます。
非休眠株は、雨の当たらない明るい日陰で管理します。
休眠株の場合、日光をまったく要求しないため、日陰に置いて管理します。どちらの場合も、雨水の当たらない場所に置き、できる限り涼しい場所で管理します。
・8月
7月と同じ環境で、引き続き管理します。
非休眠株、休眠株のどちらも、雨や水のかからない場所で管理します。
特に休眠株は、この時期に雨や水がかかると、球根が傷んでしまい、今までの苦労が台無しになってしまうので注意します。
・9月
9月は植え替えの適期です。
9月中旬までに植え替えを行った後は、1週間ほど明るい日陰で養生します。
その後は、徐々に日向に移していきましょう。
・10月
非休眠株も休眠株も、新芽が動いている頃です。
戸外の日当たりの良い場所で、たっぷりと日を浴びせるようにします。
・11月
戸外の日向で管理します。
夜間に10度を下回る日は、夕方に室内に取り込みます。
・12月
日中が10度以上の日は、戸外の日向で日光浴させます。日中でも寒い日は、室内の日当たりの良い窓辺で管理します。
戸外に出した日は、夕方には取り込んでおくのを忘れないようにしましょう。
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