その愛らしさ故に外側からその光りの場所だけ捉えてしまいがちである。
若しその内側から遡っていく事が出来れば、
誰でも容易に幼児期に見詰めた闇は
大人になって見詰めた闇と全く変わらない事、
時にはもっと深く心の底に沈んでいる事に気付くことだろう。
あまん きみこ (児童文学者)
子供は残酷だし、笑顔の天使なんかじゃない。
その残酷さを子供のうちに押さえ込んでしまう事が問題だと思う。
子供のときに昆虫や小動物を殺したり、いじめたりしておかないと
人の痛みが分からない大人になってしまう。
通過儀礼としてどうしても通らなくてはいけないもの。
何でもかんでも「かわいそう」と言うのは、本質を見誤る危険がある。
そういう体験があってこそ、少しずつ内面に
「ひどい事をしてるんではないか」という気持ちが生まれてくる。
そうして、やがて相手の立場も考えるようになり、思いやりが生まれて
相手に心を向ける事が出来るようになるのだと思う。
情操とはそういうものだろう。
PR
カレンダー
キーワードサーチ
サイド自由欄
コメント新着