公務員試験「数的処理」超高速解法のススメ!吉武瞳言

公務員試験「数的処理」超高速解法のススメ!吉武瞳言

2008年05月13日
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カテゴリ: 数的推理
比術「和一定算」


今回も「比術」を続けます。

「和一定」に注目して解く問題をやりましょう。



         ≪問題≫

最初、兄と弟の所持金の比は3:2であったが、
弟が兄に200円渡したので、兄:弟の比は
7:3になった。最初の弟の所持金はいくらか。




   mazuha jibun de kangaete ne!




─────────
■超高速解法

4-3=1
200×4=800
正答 800円
─────────


──────────────────────
■解説
弟が兄に200円を渡しても、
兄と弟の金額の和(合計)は最初と変わりません。

    兄+弟=一定


ということは、

最初の比、3+2=5



後の比、7+3=10

が同じはず。

あれ? 5と10で違うぞ。

と、ここで、

 「違うなら比をそろえればいい!」




2倍すればいい。

ということは、

3:2を2倍して、6:4

これで6+4=10

やった~、比がそろった~♪


最初 兄:弟=6:4
後  兄:弟=7:3


これをじぃっと見れば、

弟が「1」を兄に渡したことがわかりますね。

弟 4-1=3(兄に「1」渡した)
兄 6+1=7(弟から「1」もらった)

ということです。

ここで、「1」が200円にあたるので、

最初の弟「4」は、

  200円の4倍の800円とわかります。


このように、最初と後のの比をそろえることを


      「比の統一」


と呼びます。

比の統一ができれば、あとは簡単ですね。

この問題では、

2人の合計金額が、

   最初と後で変わらない=「一定」

であることに注目して、

その比をそろえて解きました。

このような条件の問題を

  「和一定算」

と呼びます。

前回の「差一定」の問題とあわせて頭に入れておくと、

「比の統一」を行う突破口になるの。


  ・差一定の場合は差の比でそろえる。
  ・和一定の場合は和の比でそろえる。


しっかり意識しておきましょう。

この続きは次回にて。





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最終更新日  2008年05月14日 00時06分59秒
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