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June 8, 2004
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カテゴリ: マスコミ
08 Jun  なぜかわからんがめっちゃ暑い。


政治部記者が陥るワナについても認識しておかなくてはなりません。政治家は、自分に都合のいい話を書いてもらおうと、記者を選別し「子飼いの記者」をつくりたがります。しっぽを振らない記者は寄せつけません。「相手に食い込む」「相手の懐に入る」ために筆を緩める、そのことがいつしか現状追認の姿勢を生み出します。ウオーターゲート事件を追ったワシントンポストの2人の記者は首都圏担当(いわば社会部)で、ニクソン擁護の政治部と相当な摩擦を起こしながらの取材だった、と言われますし、リクルート事件では先鞭をつけた朝日の川崎支局の記者は嫌疑のある政治家に会おうとしても「政治部以外には会えない」と拒否されたと言います。

 私は支局の若い記者たちに「日本の政治のテーマは地域に転がっている。権力の不正や腐敗、不公平を受け止めるのは国民、市民だ。彼らが肌で感じる不正、腐敗、不公平感が何から起きているのか。制度か、組織か、政治家や官僚個人か。それを取材を通じてつかみとり、問題提起するのが記者の仕事だ」と言い続けてきました。市役所の担当記者は、記者クラブでの役所側の政策発表を聞いて記事を書くのも仕事だが、政策というものは市民からの問題提起があって初めて組み立てられるもの。いわば、「結果」だ。新聞は、いい「結果」を生み出すために、政策づくり(変更)の「原因」となる問題提起の仕事をしなければ意味がない、と。

 その観点からすると、何も政治部ばかりが「政治を動かす」のではありません。むしろ権力に癒着することなく、地べたから「上を撃つ」構えが大事だと思います。たとえば毎日新聞は、宝塚の身体障害者が「シンシア」という補助犬を公共交通機関や町のレストランで受け入れてほしい、という訴えに共鳴し、阪神版で400回を超すキャンペーン企画を連載するなどし、国会議員を動かし、身障者補助犬法を成立させました。瀬戸内海の豊島の産業廃棄物問題も同様に、地方から政治のサボタージュを告発し、産廃規制の諸制度を前進させました。東京にいては見えない問題が列島にはいくつも転がっているのですから、これを掘り起こす仕事は新聞社にとっても、記者個人にとっても重要な課題です。
(2004年2月16日)



・・・・前回マスコミ論が少しばかり盛りあがりました。
今回もそれについて書こうと思って、上で挙げたことを紹介させてもらいました。
これは去年知り合った、定年退職をなさった元新聞の新聞記者さんから僕が伺った言葉です。
コラム「お金の使用上の注意」も、この方の影響を多分に受けて書かれています。


(この方は定年退職をなさったけど、ご指導なさった事は必ず受け継がれているはずです)



<BBS>
今日は授業でもマスコミの話が少し出ました。BBCの話。
BBCは日本のNHKに当たるようなテレビ局です。
Yahoo!で検索したら、「BBC(British Broadcasting Corporation/英国放送協会)は1927年英国国内および海外に放送サービスをおこなうために設立された公共放送局です」という親切にも日本語の説明もありました。
詳しくはまた機会があれば紹介しようと思います。


<中国のTV>
授業の後に、クラスメートのWilliam(小)に、中国のテレビ事情を聞きました。彼は中国の元テレビプロデューサーあります。
中国のテレビは政府からIndependentしているのか、と言う問いに「半分だけ」と答えました。
つまり、バラエティなどの分野は完全に独立しているが、ある分野だけはそうではない、と。

「ある分野」とはもちろん「政治の分野」です。


だから言葉に注意しなきゃいけなかったりします。台湾について報道する際も「President総統」とは言わないようにしたりなどの注意が必要です。
「President(総統)」と言う語を使ってしまえば、暗に「台湾を国として認める」という事になります。
ゆえに「Leader」という言葉で代替するのです。
台湾はあくまで中国の1Provinceであるというのが中国人の見方です。

そこまで聞いた後にWilliamは郵便局に言ったので別れたのだが、去り際に「実際、台湾は中国の一部だけどね」と言ってから去りました。

彼らの目的が交わる可能性を僕はまだ見出せていません。


ちなみに中国には50を超えるテレビ局があるらしいです。
英国には5個しかチャンネルが無いって聞いて少ないと思ったんですけど、そう言えば日本も主要なテレビチャンネルって6つだって事を思い出しました・・・。



<天安門事件>
休憩時間にEricが持っていた新聞について聞いてみました。ここではなぜか無料で中国語の新聞(フランスで発行されているとか何とか)が手に入ります。
記事の内容は、天安門の香港の集会に関する記事。

僕もインターネットからコピペしたWordにした天安門に関する新聞記事を持っていました。
朝日新聞(6月2日付)です(無断転載禁止なので載せれませんが、気になる人は読んでみよう)。
ので、天安門事件はかなり注目度が高かったのです。

天安門の事件はヘン国を訪れる人なら、名前くらいは聞いたことがある方が多いのではないかと思うのですが、どうでしょう?
僕も大学の授業で習ったこともあり、少しは知っていました。ほんの少しだけですが。

一般的な解釈としては「天安門広場に集まっていた『民主化』を求める民衆の集まりに、中国人民軍すなわち軍隊が発砲し、武力鎮圧。その過程で民衆を虐殺した」というものだと思います。僕もそう解釈していました。
なにしろ、天安門事件の後にアメリカを中心に「経済制裁」を行ない、毎年恒例の香港の「天安門追悼集会」は今年6月4日15周年を迎え、香港返還後最大規模の82,000人が参加していますので、この解釈を疑う機会など与えられてきませんでした。

ちなみに、この集会は「被害者の追悼」と「天安門武力鎮圧の抗議」とともに「民主化」を訴えたものになっているようですが、前者の「追悼」と「武力鎮圧」に重点が置かれていることに変わりはないようです。
【参照】「初参加組目立つ、天安門追悼集会」『Yahoo! Japan NEWS』http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040607-00000002-nna-int)

朝日新聞の書いていたのは「天安門事件、の『主役』は今」というものでしたが、そこでも「反革命宣伝扇動罪で有罪」というような内容が書かれていました。
まぁ、天安門事件における中国政府の対応は「民主主義の弾圧」といったようなマイナスの見方が一般的だった訳です。

Ericが持っていた新聞には「とう小平がノーベル平和賞」を受け取るとかそんな話が載っていたのですが(記憶が曖昧です、ごめんなさい!ちなみに「とう」という感じは楽天日記では表示できないようで平仮名になりました)、それに僕が前述したようなマイナスイメージで固まった中国政府の長にそんなものを?と、ちょっと違和感を感じましたので、ほぼ激怒に近い形でまくし立てたのです(英語が最近スラスラ出てくるので)。

民主化を叫ぶ民衆を殺すなんてひどい、

誰だって自分の意見をいう権利はある、

政府に逆らっただけで殺されるなんてありえない、

云々。

で、Ericの主張なんて聞いちゃいない位でした。
彼は、民衆が軍隊の側を殺したことを強調し、民衆側のリーダーが話し合いの後に逃亡した、といったような事を教えてくれた(正確な記憶ではないけど)のですが、僕としては前述の話の方が問題です。
「虐殺」をしたのは軍隊だし、民主化の弾圧だし、と何度も強調しました。

そんな訳で、天安門事件に興味を持った僕は、WEBで早速調べてみることにしました。日本に居たら図書館に駆け込むトコなんですけど・・・。
で、見つけたサイトでは「中国では当時の政府の行動は評価されている」「天安門で虐殺が無かった」「軍隊の死者数が、民衆の死者数を上回っている」などの話が見れました。詳しくは下で紹介するサイトをご覧になって下さい(なぜ香港で集会があるのかも推測できよう)。

とにかく、僕が驚いたのは「情報の危うさ」と、そこから付随する「常識だと思っていたことへの歪み」です。
今まで「そんなことは常識であり、間違いない」と思い込んできたことが疑わしく思えてきました。


<参照HP>
村田忠禧『89年天安門事件における「虐殺」説の再検討』  2004年6月9日。
これ以外にも色んな資料が見つかると思いますが、とりあえずこれで「反論」は網羅できると思いました。
最近の記事では、産経新聞2004年6月5日付で「天安門事件 党内で映像回覧の謎」という記事の中で「中国政府は現在も事件を『政治的波風』とし、『果断な措置で安定を守り人民の生活に良い影響を与えた』という文を見つけました。Ericをはじめ、多くの中国人には政府の対応は好意的に受け止められているようです(香港は除きますが)。


とりあえず、紹介させてもらいましたが、このHPで書かれた事を読んでも、今までの知識がこれを鵜呑みにさせてくれませんでした。

皆さんはどう思いますか?



この一件で、「つくづく『偏見』の恐ろしさを垣間見たなぁ」というのが正直、僕の感想です。
天安門がひどい人権問題だ、とうちの大学のアムネスティの会員だというカナダ人の先生が教えてくれたのですが、それが中国人の先生だったら違う視点で教えてたんでしょうね。

「物事を見るときは必ず2つ以上の視点から」というのが、ディスカッションをしたり、ヘン国の回答を作ったりする時に思うことで、わかっていたつもりですが、実践するのは大変です。
「今までは常識だと思っていた考え」を「常識だろうか?」という疑問に変えるのは本当に難しいです。


最後は マスコミ論 に戻ってきましたね。色んな情報が波のように僕らを埋め尽くしますが、どうか偏った見方なんてしないで見極めたいなぁ、と思います。
僕はまだ全然できていませんが・・・。言葉で言うのと行動で実践するのとはやはり違います。
心がけていたつもりだったんですが、まだまだでした。

で、総括。
まずはそういう気持ちを、すなわち「情報」や「真実あるいは常識とされるもの」を疑っていく気持ちを持とうと思いました。
あと、2方向からの意見・情報(この両者は似て非なるものなので)の収集ですね。


「ヘン国」読者の方にはこんなことを言っている僕が正しいかも疑って欲しいところだったりもするのですが。





<今日の名言>
1.新聞は、いい「結果」を生み出すために、政策づくり(変更)の「原因」となる問題提起の仕事をしなければ意味がない

2.何も政治部ばかりが「政治を動かす」のではありません

3.「今までは常識だと思っていた考え」を「常識だろうか?」という疑問に変えるのは本当に難しいです。

4.「情報」や「真実あるいは常識とされるもの」を疑っていく気持ちを持とう

5.物事を見るときは必ず2つ以上の視点から





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Last updated  June 9, 2004 09:26:07 AM
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