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June 13, 2004
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カテゴリ: マスコミ
5月31日の旅日記を更新しました。




で。
最近いらっしゃってるパボアホイジオタさんの日記を見てて、12月12日の「自衛隊派遣」の所が激しく盛り上がってるのを見ました。で、ちょいと感想をば。

本当は、パボアホイジオタさんの所に書き込むのがベストだとは思うんですが、長くなりそうだったので。


(1)国益
「ヘン国第9回」の問題でも出しましたが、僕の回答の一部を抜粋すると「国益とは何かについての国民的合意が存在しない」(内田樹『子どもは判ってくれない』洋泉社、2003年 から引用)ものであるにも関わらず、世間ではしきりに「国益」という言葉が使われている。
何の抵抗もなく。


前述のように個人個人の中で「国益の定義」は違うものだと、僕は思います。

勿論これは僕の「国益の定義」だとも言えますが(「国益には1つの定義しか無いという定義」を持つ人も居るでしょう。僕はそれを否定しません)。

僕自身が考える「国益の定義」は更に細かく言っていく事も出来るのですが、そうすると「ヘン国」の意味がなくなるのでこの辺で。



(2)多少の犠牲
「派遣により戦死者が出る可能性はあります。そしてテロが行われる可能性も高くなるでしょう。
しかし、日本が世界のリーダーになるために、多少の犠牲はやむをえないと感じています。そして、自衛隊の方々も、その覚悟が出来ているとおもっています」

というパボアホイジオタさんの意見に、サデサさんが

「あなたは人が死ぬことを多少の犠牲としか考えられないのですか?」

と言った反論が続き、以下議論が白熱してました。

こうった議論でいつも僕が思うのは「犠牲というのは戦争状態でしか起こらないものと考える人が多い」という事です。

例えばイラクでは経済制裁の影で子供たちが死んでいたり、

それは国際社会においては「犠牲」だとか、「大変な事態」に写りません。


何故か。

ハデじゃ無いからです。
例えが悪かったので、空爆は抜きにしても、飢餓や貧困で徐々に死んでいく様は、映像になりません。

映像にならないものは当然テレビには写りません。




世界中で注目され易いのはテロや武力紛争だと思います。
ですが、それより多くの死者が出ているのは「構造的暴力の死者」であったり、あるいは交通事故かもしれません。
それらは、あまりに慣れている為に気付かないのです。

「戦争の犠牲」と語る時には、あまりに他の視点が欠如しているのではないのか、と僕は思います。
勿論、僕を含めて、です。

例えば、僕は、戦争には反対ですがそれは感情的側面からです。
「戦争がもたらした利潤で世界経済が潤っていること」なんて、最近友人から指摘されるまで気付きませんでした。

イラクの米兵が飲むコーラ、食べる食べ物、着る服・・・。
戦争によって開発されるテクノロジー、循環する経済・・・。

「世界から戦争がなくなれば、世界経済がストップする」とその友人は指摘しました。
これが事実かどうかを検証する事は、今の僕にはできません。

何しろ、世界の軍事費4日分で就学機会を奪われている一億人以上の子供に基礎教育を提供できる、との試算があるらしいです(読売新聞2004年3月24日付)から、
「戦争がなくなっても大丈夫かもしれない」と思うのも、あながち間違いだと断定できないことだと思うからです。

どうなんでしょう?


改めて強調しておきますが、僕は戦争賛成論者ではありません。
ですが、戦争や派手な問題にしか目が行かなくなって、もっと身近に苦しむ人を無視する社会が良いとも思えません。

「戦争の犠牲」が少ないほうが良いのはもっともですが、
それに囚われていては駄目な気がします。

とにかく、ネット上の言葉遊びではなく、現実の世界で「不条理な死」がなくなれば良いと心から思います。
そして、その為の言葉をつむぎ出せたら良いな、と思います。


(3)自衛隊派遣
いよいよ多国籍軍に参加するって話が出てきましたね。国会を通さずに。
わざわざブッシュ米大統領が議長総括で「北朝鮮問題」言及してくれたのを見ると、予め決まってたんじゃないのかな?とか思ってしまう僕な訳ですが・・・。

最近読んだ『政治ジャーナリズムの罪と罰』(田勢康弘、新潮文庫、1996年)によると、

「わが国のサミット報道は見出しから内容にいたるまで、ほとんど差がないぐらい似たような記事が並ぶ。
それは考えてみればごく当たり前のことだ。
外務省から流される材料をもとに、経験の浅い記者たちが書くわけだから、似てくるのも無理はない」

また、この本によると、記事を書くのは、サミット報道どころか、国際会議の取材経験のない首相の同行記者であり、彼らに外務省が書いて欲しいと思う材料が優先的に提供される事になりがちなのだそうだ。


いささか古い本なので、今はどうなっているのかまだ確認していません。
ただし僕が「だから新聞って駄目だよね」とか言うつもりがないのは前も言ったとおりです。
サミット報道をよーく見てみたら面白いかもね、と言いたいんです。
政府をマスコミがチェックするように、国民がマスコミをチェックしないとなぁ、と思いますので。

日本に居ないので新聞の読み比べができないのが非常に残念ですが、今はとりあえず社説を読み比べている最中です。社説は結構特色が出てて面白いですよ。最近は地方紙も要チェックです。



(4)総括―自分の意見を振り返って
無難で面白くないですね。
「賛成も反対も出るものが良い意見だ」と本には書いていました。
「過激になれ」というのではなくて、「具体性の欠いた意見ばかりを述べている」から、無難な意見になっているんだと思います。
反省。

少しずつでも「自分が出来ること」を考えて、行動を伴った「届く言葉」を述べていきたいと思います。

あと、パボアホイジオタさんの所で書かれていることがあたかも僕が「ネット上の言葉遊び」であるかのように捉えていると思わられた方が居るかもしれませんが(僕自身が読み返してそう思ったので)、そんな事は一切思っていません。有意義な議論をしていると思いました。
うまく表現できなかった点をこの場を借りてパボアホイジオタさんに謝罪しておきたいと思います。



<今日の名言>
1.戦争や派手な問題にしか目が行かなくなって、もっと身近に苦しむ人を無視する社会が良いとも思えません。
2.政府をマスコミがチェックするように、国民がマスコミをチェックしないと。
3.「具体性の欠いた意見ばかりを述べている」から、無難な意見になっている。
4.少しずつでも「自分が出来ること」を考えて、行動を伴った「届く言葉」を述べていきたいと思います。





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Last updated  June 13, 2004 09:37:50 PM
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