皆さんは、「三十三」という数字が仏教で聖なる数字だということをご存知でしょうか。それは 十一面観音
様がご三体並び三十三の表情を見せ、人間たちを幸せに導くといわれていることから来ています。
平安時代には 西国
にてすでに三十三ヶ所の観音霊場が定められ、すべてを回ってスタンブラリーのようにご朱印を集めることが盛んに行われました。当時はもちろん車とかないので歩いたのでしょう。
関東では鎌倉幕府を開いた源頼朝が西国での観音信仰が盛んな有り様を見て、鎌倉を出発地として館山で終わる、三十三ヶ所の観音霊場を開かれました。それが 坂東三十三観音霊場
といい、旧八ヵ国に及びます。千葉県には7ヶ寺あります。
私は2011年の3月3日から全部回ろうと、地元の千葉寺で発願しました。二回目は館山に高速バスで行き、帰りに木更津のお寺に行きました。しかしそれが大震災が起きた3月11 日だったのです。午前中の館山は幸せだったのですが、午後に高速バスを降りてタクシーを呼んだあとに大きな揺れが起きました。ずいぶん遅れてタクシーがついたのですが、信号が点灯せず携帯電話が通じない状態で、 木更津高蔵寺
に着きました。大きな灯籠やお墓などが倒壊していてとても怖かったです。本堂に上がってからも余震がひどくてお祈りすることもままならず、このお寺全体から「拒絶感と怒り」というものを感じました。それはたぶん二元対立のカルマによる因縁、時々そういう波動を強烈に感じる場所があります。
とにかくその日は木更津駅まで行けたものの、大津波警報が解除されず電車が動きませんでしだ。その前に上総アカデミアの山ノ上からコスモ石油のタンクが大炎上するのを見てしまいました。それが原因でタクシーすら千葉市に行ってくれませんでした。
「どこまで拒絶すれば気が済むんだ」と、夜を過ごす高速バス待合所で考えていました。その拒絶している相手は観音様ではありません。高蔵寺に生誕伝説のある「 藤原鎌足
公」ということになります。私が敵対している因縁があるから、それは・・とある氏族。
その因縁解消は宿題となりました。私一人では本来もて余すものだったので、 プロの巡礼師さん
に再度同行してもらおうと思っていましたが、音信不通になり3年以上経ちました。それがたまたま7月、LINEに名前が登場したことにより、交信が再開して「高蔵寺リベンジ」に付き合ってくれました。それが7月20日のこと。どうやら鎌足さんの魂そのものが 巡礼師
さんに乗り移ったりして大変なことになったのですが、その対立する氏族が関係する 千葉市の神社
に行ったことで因縁が終わったようです。
なんとそれは1400年ぶりともいえるようなとてつもない大役、いつももて余すような因縁を私は背負って重すぎて病気みたいなんですが、一つ終わってよかったみたいです。だんだん開運してゆくといいんだけどにゃあ。。


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