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カテゴリ: 読書、本
 好対照?な2作品を続けて読むことになった。1作目は桐野夏生さん「リアルワールド」、2作目は大ベストセラーのリリー・フランキーさん「東京タワー」。「リアル~」は、母親を殺した男子高校生に関わることになる女子高校生グループの物語、「東京タワー」は、一生懸命生きたオカンと息子、そして時々オトンの話。

リアルワールド リアルワールド

 ↑こちらは、何となく著者が男子高校生に対して、冷たい視線があるなあ、と感じるのは気のせいだろうか。女子高校生グループには、「仕方ないなあ」という雰囲気が感じられるが、一種の冷たさを感じた。ふとしたきっかけで、隣の家での殺人事件に関わることになる女子高校生、そしてそのグループ。描き方は、うまいなあ、と感心するのだけどね。・

東京タワー 東京タワー

 ↑こっちは、私自身、リリーさんのファンなので、そっか、何となく憎めないリリーさんってこんなオカンに育てられたんだ、こんなおっかないけど憎めないオトンにつきあってきたんだ、って思いました。何となく「水10!」でも、「ミラクルタイプ」でヘラヘラしているリリーさんから目が離せない。どんなに貧しくても、子供にはおいしいものを食べさせ、似合う服を着せ、しっかり勉強もさせる。大学卒業しても、ぶらぶらして借金生活している息子の仕送りをするオカン。大病を乗り越え、60過ぎてから、息子に呼び寄せられて、東京で一緒にすむことになるオカン。ほっとするも、その濃密な関係に、息子のほうは息詰まる感覚にさいなまれることもある。

 女々しい、とか、マザコンとかいえるかもしれないけど、大事に育てられた息子が母親のことを大事に思う気持ちがいっぱいの本だった。やはり、一杯愛情を注がれた人間は、あったかい文章を紡いだり、友達がいっぱいいたりするのかもしれない、と思った。ちなみにうちの主人、今読んでます。

 ちなみに、この「東京タワー」は平井堅ちゃんも号泣したとか。うん、そうだよね、堅ちゃん自身、とってもあったかな愛情にあふれた家庭に育ってるからね~。やっと読むことが出来ました。








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最終更新日  2006.08.23 11:36:36
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