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2007年04月04日
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テーマ: 柔道最高!(458)
カテゴリ: 柔道
今日は珍しく2つめの日記です。
(書けるときには、書いておきたいと思います♪)


昨日、息子ヒデキ(9歳)の通う柔道塾の始業式(東海大湘南松前柔道塾)と保護者がありました。

ヒデキが柔道を始めたのは、去年の5月。
既に去年の保護者会は終わったあとだったので、出席するのは今回が初めてでした。


約30分の始業式のあと、子どもたちは道場で通常稽古、保護者は東海大のカフェテリア風のホールへ移動しました。
まず、一人ずつにコーヒーとケーキが出されてビックリ
びっくり
こんなことなら、慌ててトーストを食べて来なきゃよかった。笑

そして、美味しくお茶をいただきながら、いつもお世話になっているN先生から、湘南松前柔道塾の指導方針の説明、続いて東海大学体育学部長で、柔道塾の副塾長であるH先生から、この松前柔道塾の歴史や、この塾の師範である元オリンピック金メダリストの山下泰裕先生の取り組まれている活動などについてのお話がありました。

この一年、毎回の稽古を最初から最後まで見学し、息子と一緒に試合も見に行って、私なりに感じていたことは、

あれ?

東海大学といえば、柔道の強豪校のイメージがあるけど、子どもたちの柔道塾は強豪じゃない?

他の道場に比べるとのんびりしていて、あまり厳しくない?


それらの謎が、ようやく解けました。


うちは、柔道を通して健全な青少年の育成と生涯学習を目指しています。

試合に勝つことを最優先に考えられている保護者のみなさんには大変申し訳ありませんが、

ここでは心も身体も丈夫で、国際的な視野を持つ、豊かな人間に育って欲しい、ということを目標にしています。

小学生のうちの柔道は、基本をしっかり教えれば十分だと考えます。

柔道が好きで、楽しく一生懸命に取り組めば、結果はあとからついてくるものだと思っているのです。

卒業後、中学、高校で他のスポーツへ進みたいお子さんも、喜んで送り出したいと思います。


既に指導員の中には、モンゴル人、アメリカ人の先生方がいらっしゃいますが、今年度からは新たに中国からのインターン生も加わるそうです。
東海大学では、北京オリンピックに向けて準備中の中国大学生選手たちの受け入れをしたり、発展途上国への柔道衣リサイクル活動でも、既に136ヵ国に33,063着の柔道衣を贈ってきたとか。


・世界に向けて柔道を普及しながら、日本の心を伝えるため。

・柔道を通じた文化交流、異文化理解のため。

・未来を築く青少年を育てるため。


ああ、だから合宿やボランティア活動、季節の行事、パーティーなどがたくさんあるんだね

そして、渡された資料の中に、 山下先生の書かれた随筆 のコピーがありましたが、その内容がとても心に響くものでした。

以下はその中の一部です

人間としての尊さは、やはり人間性にあると思いませんか。

良い成績の子がいい子でしょうか。社会的な地位のある人、財力のある人が尊いですか。人間としてのレベルの高さは、優しさや勇気、正義感、利他の心、そういうものにあると思います。

今ここで、我々大人がもう一度、自分たちの価値観を見直して、子供に知識を与えるだけでなく、子供を育んでいくという視点に立たなければいかんという気がします。



英語のeducateには、”その人の持っているいいところを引き出す”という意味があります。

不思議なことに、足りないところは幾らでも指摘できるものです。最近の教育は、駄目なところやそれを直すことばかりに目が向いているように思います。足りないところを補って、駄目なところを直していくと、皆同じようになってしまわないですか。それではその人らしさは出てきません。



柔道の指導をしていると、選手に何が足りないかは最初の五分間で分かります。でも私は、その選手の持っているいいところは技か、性格的なものか、体力か、持ち味はないか、じっくり見て考えるのです。

…欠点を探すのではなく、いいところを見つけようという見方をしていれば、自然とその人の良さが見えてきます。誰にでも必ずその人らしさや良さがあります。足りないところももちろんあります。それを互いに認め合って、互いにいいところを見ていくのが教育の意図だと、私は思います。そうすればその人なりの良さが輝きとなって、十人十色に輝くのではないでしょうか。


読むうちに、なぜか息子よりも娘のサキ(12歳)の顔が浮かんでしまう私。

大きな身体の割りに臆病な息子ヒデキに、心と身体を鍛えるために選んだ柔道。
たまたま自宅から一番近くにあった道場。
それが、湘南松前柔道塾との出会いでした。


山下先生については、柔道の金メダリストである、ということは知っていましたが、当時柔道にまったく興味のなかった私は、恥ずかしながらテレビですらその試合を見たことがありませんでした。

去年の夏、図書館で山下先生が子どもたちに向けて書かれていた本をたまたま見つけ、ヒデキと2人で読んだのが、山下先生の人間に触れた最初でした。

そして、この文章。
私自身の価値観と、とても響くのを感じ、家に帰ってから早速ヒデキに読んで聞かせました。


3月に卒業した6年生は18名、その中で卒業の挨拶のときに「中学から他のスポーツに進みたい」と言った子はたった一人。あとはみんな「中学になっても柔道を続けます」と、胸を張って宣言していました。

結局みんな、柔道が大好きになっているんですね

ヒデキがあっという間に柔道が好きになったのも、わかる気がしました。


現在ヒデキは、柔道とラグビー、テニスのどれも楽しくて、本気で全部の選手になりたい!と思っているようですが、私もそんな息子をまだのんびりと見守っていこうと思います

保護者会を終えて、道場へヒデキを迎えに行くと、

ママー、オレ、今度から5~6年生のクラスで練習できることになったよ

と、嬉しそうに駆け寄ってきました。
どうやら、新4年生の半分くらいの子が、5~6年生のクラスに入ることになったようです。


「それでね、今日、6年生の茶帯のYさんと袈裟固め(押え込みの技)から抜け出す練習をしたんだけど、

女子なのにすっげ~~~力があって、オレ、全然抜けられなかったよ~。

しかも、オレの袈裟固めなんか、一瞬で抜けられたし!

でもね、5~6年生のクラスの練習、

メチャクチャ楽しいんだよ
スマイル


声を弾ませて報告するヒデキ。

6年生の中には、ヒデキの憧れのK君がいます。
その先輩とも一緒に稽古できるのですから、ヒデキが興奮する気持ちもわかります。


「よかったね、ヒデキ。

やっぱり、茶帯の人たちともなると、すごく強いでしょ?

そういうの、” 胸を借りる ”っていうんだよ」


はぁ?胸?

ママ、エロじゃん


「ちがう、ちがう!

そういうことじゃなくてさ(笑)、

5~6年生の人たちにとっては、ヒデキみたいな初心者を相手にするより、自分より強い人たちと練習できた方が、本当はもっと勉強になるかもしれないでしょ?

でも、ヒデキたち下級生を相手にしてくれる、っていうことは、ヒデキたちは 強い先輩たちの胸を借りて練習させてもらっている、 ってこと。

先輩たちに感謝して、一生懸命やるんだよ」


「あっ、そういうことか。

うん♪わかったよウィンク


これから高学年クラスでの稽古が始まります。
今年もヒデキの柔道の見学が、ますます楽しみな私です

DSCF0447.jpg

ひなたまさみ


melon.png

娘サキ(小6)の絵本『メロンパンの一日』が、オンラインゲームになりました。触って、動く絵本、ほのぼのとしたストーリーの読み聞かせゲームです。現在、フリーで公開中!ぜひ、見てやってくださいね。
ゲームのやり方がわからない方は 「メロンパンの一日のすすめかた」 を参考に、素敵なエンディングの曲までたどり着いてくださいね~!







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最終更新日  2007年04月04日 17時24分51秒
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