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2007年05月11日
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テーマ: 柔道最高!(458)
カテゴリ: カテゴリ未分類
「突然ですが、今日は 柔道講義 をします

昨日、ヒデキ(小4)の通う東海大学松前少年柔道塾で、最初の挨拶と同時に先生がそう言われました。

松前少年塾では、年に数回、柔道講義の日があります。
大学の教室を使ってひたすら講義を聴く日もあれば、柔道衣を着たままで実技の指導をしてもらう日もあり、私にとっても毎回学ぶことの多い充実した内容です。


やったー!

今日の先生は誰だろう?

いったいどんな講義だろう?
ぽっ


やがて基礎練習を終えた子どもたちが並んで座ったその前に、 50代くらいに見える黒帯の男性 が立ちました。

この人が今日の先生だな。

柔道、強い人なのかな?


指導員のリーダー、ベテラン女性のN先生が、講師の紹介を始めました。

「今日みなさんにお話をしていただくのは、東海大の大学生たちに柔道を教えている 中西先生 です。

私と同じ、中西です ウィンク


ちょっと意味ありげににっこり笑う先生。
すかさず、小学生たちの中から、

えっ

結婚してるの?


という、ストレートな質問。

「はい、そうです」

へぇ~、

この方が、先生の御主人なんだ


初めてお会いした中西先生は、柔和な顔立ち(ハンサム)で、いつもお世話になっている先生とは、まさに”美男美女のカップル”という印象でした。

「みなさん、こんにちは

中西英敏と言います。

今日はまず、みなさんにビデオを見てもらおうと思います」


私も一緒にビデオを見て、ビックリ!!

中西英敏 栄光の記録 」というタイトルで始まったそのビデオは、全日本柔道選手権、全日本学生柔道選手権、世界柔道選手権…中西先生の大学時代からの試合の名場面集でした。

71kg級、東海大キャプテン、全日本優勝、世界優勝…


す、す、すごいっ!!!

世界の頂点に立った”金メダリスト”だったんだ
びっくり


中西先生は、投げたり、担いだりする技が得意だったそうですが、そのことば通り、ビデオの中では鮮やかな一本勝ちのシーンが続きます。

かっこい~~い

先月、息子とテレビで観た”全日本柔道選手権”では、やたら”逃げ”の姿勢や”組ませない”柔道が目につき、何となくスッキリしなかった私。
今から25年くらい前の中西先生の柔道は、そんな私の心の中に残っていた不満を一掃してくれるような清々しい試合ばかりでした。


やっぱり、柔道はこうでなくっちゃ ウィンク

去年(ヒデキが柔道を始める)まで、テレビで柔道を観たこともなかった私が偉そうに言えることではありませんが、逆に言えば、素人でもわかる素晴らしさがそこにはあった、とも言えます。

そして、中西先生のお話。

みなさんは、試合が怖いですか?
柔道では、体重別じゃない試合もありますから、自分よりずっと大きな相手と戦うこともあります。

怖いですね。

そんなとき、何が必要かわかりますか?

それは…

勇気 です。

”勇気を持って、どれだけ燃えることができるか?”

これが、とても大切だと思います。


今日は柔道の基礎と、私が得意だった投げ技、担ぎ技の練習をみなさんと一緒にやっていきたいと思います」

まずは” 正しい組み手 ”から。

「みんな、” 一本を取る条件 ”が何か、知っていますか?

相手の背中を畳につける。

確かにそうだね。

でも、それだけじゃダメなんだ。

ただ、コロンと転がしても、一本にはならない。

高さや強さも必要なんだよ。

みんな、ちょっと2人組になって、いつものように得意技の打ち込みをしてみようか?」


子どもたちがいっせいに打ち込みを始めます。

「いいかい?

一本が取れる技をかけていくときのポイントは3つ。

・相手をくずす

・自分(の体勢)をつくる

・技をかける


この3つだ。

打ち込み練習というのは、ただボ~ッと立って、足をブラブラさせるものじゃない。
それなら、壁につかまって、一人でやったっていいだろ?(笑)

柔道というのは、一人じゃできないんだ。
相手がいてくれて、初めてできるんだね。

だから、その相手をお互いに思いやりながら、相手も自分も上手になっていくような練習をして欲しい。


2人で組んで打ち込み練習をする、ということは…

しっかり正しく組んで、

まずは相手をくずす。

それから理屈に合った正しい形で技をかけていく


という練習をしているんだよ。

一本一本が真剣勝負だ。

受ける人もしっかり受けてあげないと、練習にならないんだ。

さぁ、そこを意識しながら、もう一度やってみようか?」


ヒデキも、いつもよりずっと丁寧な打ち込みを始めます。

20070510_1742_001.jpg

(黄色帯のヒデキと組んでいるのは、5年生のY君)

続けて、担ぎ技 ”大腰”

20070510_1809_000.jpg

(ヒデキの左隣に立っているのが、ヒデキの憧れの先輩、6年生のK君です。Kくんの相手も6年生。K君がいかに大きいか、わかりますか?)

「練習で投げるとき、

自分の方が相手よりも実力が上だと思ったら、相手がケガをしないよう、優しく投げることを心がけてください。

形だけは正しく、手を添えたまま、しっかり膝の前まで投げること」


中西先生は、子どもたちに

しっかり組んで、しっかり崩し、そしてかける

という柔道の基本と、武道をやる人としての心構え、その両面を、とてもわかりやすく指導してくださいました。


私はすっかり感動

「私と山下(泰裕)先生が、この少年柔道塾の師範ですから、今度は山下先生にも来てもらいましょう」


…いつも思うのですが、こういう講義を安い月謝の中でやっていただけるなんて、本当にありがたいことです。


そして、恒例のヒデキとの感想シェアリング。

「今日の講義、どうだった?」

「いやぁ~、すごかったよ

あの人(中西先生)は、

柔道をやるために生まれてきた人


って感じがしたよ」


「ふふふ…

そう思ったの?」


「それから、ビデオの中で”一本背負い”がかからなくて、そのすぐあとに確か”小内刈り”で相手を倒した試合に感動した!

あの”連続技”っていうのがすげ~よ。

最初はダメでも諦めないで、ほんのちょっとの相手の”スキ”を見逃さなかった

ってところが、すげ~~んだしな


「へぇ~、

ヒデキもいっぱしの解説者みたいになってきたじゃん♪」


「それからね、今日はいつもより練習は少なかったのに、いつもよりすっげ~疲れたよ

「ああ、打ち込みも一本一本、真剣にやっていたからね♪

あれが”本当の打ち込み練習”だ、ってわかったでしょ?」


「うん。あとね、もうひとつすごかったことがあった」

「なあに?」

「あの先生ね、 毛もすげ~んだよ

「は?ケ?」

そう!手の指にも毛がはえててね、

胸のところにも毛がはえてたよ。


すっげ~~~


あはは大笑い

それが技のすごさに匹敵するほどのすごさなんだ!笑


「オレ、土曜日に 東京の松前柔道塾(開塾31周年記念式典) に行くじゃん。

そこで練習試合があるのを聞いて、

”イヤだな~、怖いな~”

って思ってたけど、今日は勇気が出てきたよ。

O先生が、オレはまだ試合に出たことがないから、

練習のつもりで、思いっきりやれ!

って言ってくれたけど、オレは

”よぉ~っし!相手をぶっ倒してやるぜ!”

って思ったよ」


いつものビビリ屋ヒデキとは別人のような威勢の良さも、きっと中西先生効果でしょう。
せめて明日の練習試合まで、もってくれるといいのですが…笑

明日は、私も一緒に行ってきます。
お弁当持ちで、集合は朝の6時すぎ。
初めて行く、東京松前少年柔道塾です。

ヒデキは”東京”ではなく”湘南”の方に通っています

あまりに朝早いのと、遠いので、参加する子どもはヒデキを入れて8人だけ(希望者のみの参加)です。でも憧れのK君も一緒なので、ヒデキは気合いが入っているようです。
私も寝坊しないよう、頑張って起きなくっちゃ!


PS:サキ(中1)のための歴史マンガ、すっごい下手だけど、描き始めました。
このペースじゃ、試験に間に合わないかも?(笑)
また、そちらもアップしますね♪

それではみなさん、行ってらっしゃ~い!

ひなたまさみ






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最終更新日  2007年05月11日 05時51分36秒
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