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一応、合同発表会として開催する予定のイベント。
歌と暗唱の子の為の資料作成は終わったので、そちらは現在どれをやりたいか等、選んでいただいています。
そして「スピーチの部」なんですが・・・これが・・・。
とりあえず低学年は原稿用紙一枚、高学年は二枚、と言って、日本語で良いから書いてきてね、ということになっていました。それを私が英訳するわけなんですが。
そしてタイムリミットがそろそろ迫って来まして。
「スピーチ原稿」を持ってくる生徒がボチボチとやって来まして。←というか締め切りは明日なんですが。
現在英訳に邁進中・・・のはずが
毎回持ってきた原稿にはその場で一通り目を通しているんですが、「意味不明」な原稿が多いんです・・・
たとえばニュージーランドにホームステイに行った子が、そのことを書くと言っていたのですが、できあがった原稿は、「ニュージーランドには動物がたくさんいてカワイイです。ニュージーランドではエコを大切にしています。自然がたくさんありました。また行きたいです。」的な。
・・・コレはスピーチではありません、もはや。
作文が不得意とか、いろいろあるんだとは思いますが、事実の羅列をする子が多いんですね~。
なので、まずは日本語指導って感じで・・・。
疲れます・・・。
「自然が多かったんだ、それをどう思ったの?」「エコってどういうことを見たり聞いたりして、エコな国だと思ったの?」「どうしてエコを大切にしているんだと思う?」「一番スピーチでみんなに伝えたいことは何?」
・・・などなど。ほとんど誘導尋問です。
私が全部書き直してしまえば早いし、その方がよっぽど楽なんですが、これは生徒自身のスピーチですし、そんなわけにもいかないんです。そして、本人の書いてきている原稿を全く変えるような手の入れ方は、さすがにできない・・・それはもはや本人のスピーチではないので・・・。
かと思えば、ちょっとおませな小学生高学年や中学生。
こちらはこちらで、環境問題について、とか、人間の命の尊厳、だとか、果ては戦争の悲惨さ、だとかをテーマに・・・とか言ってくるし・・・。
おまえらホントにそんなこと真面目に考えてるのか
ウソをつけ、ウソを~~~~![]()
・・・と、つい乱暴な言葉になってしまいまして、失礼いたしました
だって、そういうことを言ってくる子に、「じゃあ、どうしてそのテーマを書きたいと思ったの?なにかキッカケになるようなことがあったんじゃないの?本?テレビ?」な~んて聞くと、何も出てこないんですよね~。
なあんだ・・・ちょっとカッコつけちゃいたかっただけか・・・って。
結局ほぼ全員に、自分が体験したことや感動したことからテーマを見つけて、誰かに訴えたいという内容で書きなさい、と説明したところ、テーマを変える子続出。
子供達の世界で生活しているのに、かけ離れたことを書こうと思っても無理があると思うんですよね~。身近にたくさんテーマは転がっていると思うんですが、なかなか気づけないようです。
そして作文なら学校でもやるんでしょうが、スピーチのようなものは、なかなか機会がないのでしょうね。
そう考えると、やっぱり自分の意志を相手に伝え、説得できるようなスピーチを練習することって、英語だろうと日本語だろうと、これからは大切なことなのでは?と思いました。
多くの外国人講師と接していると、言われます。
「日本人は何も考えていないのか?」と。
「考えてるよ!失礼な!」と言い返すと「キミはそうだけど、一般論でさ~、みんなこっちの言うことを、ハイハイって聞くし、なんの疑問も持たないのかなって思う」的なことを言われます。
一般論でと言われると、確かに最近の若者(自分のトシを感じる言い方ですが)を見ていると、何故?と思うことも多いし、自分で考えて自分で行動できない人も多いと思う・・・。そして私はかなりの自由人・マイペース・自分勝手・・・だったりするので、そういうのは好きではないのです。
自分で考え、自分で疑問に思ったら調べ、自分の意見を持ち、ハッキリと自己主張すべき!
・・・日本の一般社会では、テキトーに周りの空気を読んで合わせないとマズイですが。
とにかく、そういう思いでいる私なので、こういうスピーチ、本番でうまくいこうがいくまいが、原稿を考える為に考えることになるでしょうし、やっぱり無駄じゃないな~、と思いました。
自分の教えている生徒さん達には、自分の考えを持った創造性にあふれた人間になってほしい・・・と、改めて再認識いたしました。
ま・・・私はお手本にはならないって所がミソなんですがね![]()