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2007年10月20日

ニコール・キッドマン主演の侵略SF映画です。

スペースシャトルが再突入に失敗して墜落、破片がばら撒かれた。その破片には高温にも耐えた何かが付着していた。
それに触れた調査チームのタッカーはその夜寝ている間に何かに身体を覆われていた・・・
タッカーの元妻の精神科医のキャロルは診察に来た女性から夫がどこか違う別人になったと聞かされるが気にしてはいなかったが、不可解な出来事が次々と起こり始める。
錯乱気味に助けを求めた女性が跳ねられた車の運転手は降りようともせず無表情に座っていて、駆けつけた警察は目撃の調書を取ろうともせず無表情に｢立ち去れ｣と言う。
タッカーが急に子供に逢いたいと言ってきた本心はなんなのか、一体何が起きようとしているのか。

今までに何度も映画化されている古典SF｢盗まれた街｣を映画化したものです、今までの映画と違うのは蔓のようなものも莢のような物も出てこない、複製を作るのではなく細胞レベルで人体情報を書き換え別の物にしてしまう点と旧作は侵略された結果世界がどうなったかまではわからずに強制的に個性をなくされる恐怖だけでしたが、今作はアメリカから個性が失われた結果世界のあらゆる地域での紛争がなくなり平和に向かって進んでいく世界が構築されつつあったという今のアメリカを痛烈に批判している所かな。

ドナルド・サザーランドが主演している映画は浮浪者とその飼い犬が一緒に複製されてしまってまさに人面犬が出てきて衝撃を与えていた。ちょい役でジェフ・ゴールドブラムが出ている。